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歩いてきたゼ!けもの道5

4 WISC-IV、KABC-llを受ける

歩いてきたゼ!けもの道3」に書きましたとおり、まずは、WISC-IV(ウイスクフォー)を受けてみることに。
我が子は、大学に併設されている心理相談室で、教授の指導・監督の下、大学院生からとっていただきました。

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大学に行くなんて、何十年ぶりなんだろー と思いながら、緊張しつつ、担当してくださる教授や大
学院生さんとごあいさつ。相談室もリラックスできる雰囲気です。
娘と一緒に少しお話をして、娘は大学院生さんと検査室へ、私は引き続き教授と相談です。
登校しぶりが続いていることや、いままでの漢字テストやノートなどをお見せして、境界知能なのか学習障害なのか、何なのかと、心配していることをお話させていただきました。
検査は2回に分けて行われ、結果は1か月後… …あれっ?数値は低くない気がする…
検査結果の詳細や、得意なこと、苦手なことの支援方法など、渡してくださった紙をみながら、丁寧な説明をうけます。

私「…境界知能ではなさそうですけれど、学習障害なんですか?」
教授「WISCでは、学習障害かどうかはわからないんです」
私「えっ!?」

医師から「学習障害の検査はWISCとはまだ別なんですよね~」という事前の説明も忘れて、驚く私。
そうです!WISC(-IVと執筆時点のWISC-V)だけでは、読み書きに関しては言及できません!!
STRAW-Rなどの読み書きの検査や、WISC-V(ウイスクファイブ)の現在作成中の貯蔵と検索指標などを実施する必要があります。
みんな気を付けて~

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そして、結局我が子は、そのあと、KABC-llを受け、発達性読み書き障害とわかりました。
ちなみに、KABC-llの習得尺度に「読み尺度」と「書き尺度」の課題がありますが、これは読み書きの正確性の評価はしていますが、流暢性は、はかっていないので、こちらも注意です。(S)


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◆「歩いてきたゼ!けもの道4」【本を読む(図書館で借りてくる、ネットで検索する)】はこちら

参考書籍など
『読み書き障害(ディスレクシア)のある人へのサポート入門』
株式会社Tandem 大六一志先生WISC-Ⅴ研修会アドバンス編(2024年2月11日)

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