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学校組織内の相談先の活用法~味方を探そう!②~

この記事は「読み書きに課題を感じたら~誰にどのように相談をすればよいのか」のSTEP1「学校組織内の相談先」についての内容となります。

前回は①担任の先生への相談の場合を記事にしましたが、今回はスクールカウンセラーをご紹介します。

②スクールカウンセラー(SC)
スクールカウンセラーはSCと略されることが多いです。
臨床心理士、公認心理師、学校心理士など、心理士さんが担っています。
各自治体から派遣される形のため、自治体によっては都道府県の予算から派遣されてくるところと、在住自治体の市町村の予算から派遣されてくるなどし、校内に複数のSCさんがいる場合があります。

東京都のSCの場合、検査は職務権限上できないこととなっているそうです。
自治体採用のSCの場合は、在住自治体との契約次第で検査が可能だったりすることもあるため、そのあたりはそれぞれの自治体でご確認ください。
自治体によってはSCさんが検査をしてLDの支援に大変貢献している現場もあります。

スクールカウンセラーの立ち位置としては、どちらかというと傾聴のパターンが多く、学校や先生にアドバイスまでは望めないことが多いかもしれません。
しかし、SCさんに普段の様子などをよく観察しておいてもらえる点がとてもメリットです。担任の先生からのお話ではあまりよくわからなかったこともSCさんの目があることで状況がよくわかるようになり、支援につながるようになったりもします。

SCさんにも得意分野があるため、LDに造詣が深くない方も多くいる可能性もあります。ですが、ウィスクの検査結果の解釈などはやはり教員のみなさんよりも断然詳しく専門的な解釈を取り入れてもらえることも多いでしょう。検査結果の読み解きをSCさんを通して学校側に説明してもらえる場合もありますので、私の場合はいったんSCさんにもらってきた資料を説明し、学校にうまく説明してもらえるように頼むこともあります。
そういう意味で、SCさんは学校と本人・保護者をつなぐ役割になってもらえる存在だとも思います。(M)

次は③の特別支援コーディネーターをご紹介します。
 

STEP1 学校組織内での相談相手

①担任の先生
②スクールカウンセラー
③特別支援コーディネーター
④養護教諭
⑤通級(特別支援教室・ことばの教室
⑥発達アドバイザーなど自治体独自の特別支援に関する専門相談員
⑦スクールソーシャルワーカー
⑧特別支援学校のセンター的機能
⑨管理職
⑩教育委員会

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