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療育・支援をしてもらう場所 ⑩保育所等訪問支援

読み書きに課題を感じたら~誰にどのように相談をすればよいのか』の記事のステップ3として、「療育・支援をしてもらう場所をさがす」シリーズをお伝えしています。
今回は⑩の「保育所等訪問支援」についてです。

保育所等訪問支援。分かりにくい名前ですが、保育所に限らず、訪問支援員が子どもの通っている学校等に訪問し、本人へのアプローチや、先生方に助言を行うなどの支援を通じて、子どもが集団の中でも学びやすい環境を整えていく事を目的とした制度です。

こちらも放課後デイサービスと同様に、役所の認定が必要で、認定されると1割負担で利用できます。

この制度は支援の目的が達成されたら終了するという前提があるので、放課後デイサービスのようにずっとは使えません。我が子は、学期ごとに支援の見直し評価をして、次回の更新が必要が否か判定を受けています。

我が子はLDですが、ADHD、ASDも併発しており、知的の支援級に通っています。高学年になり、授業の物足りなさが出てきました。(知的支援級には理科や社会の授業がありません。)
交流級に行かせてみたいと思っていましたが、急に行っても板書等で困ることは分かっており、なかなか実行できずにいました。

そんな時、通っている放課後デイサービスで保育所等訪問支援を始めると聞き、利用してみる事にしました。
始める前に、役所の方の計らいで支援会議を開きました。(役所、支援級の担任、放課後デイサービスの先生、保護者で集まり、支援の方向性を確認。)

(この辺りの日程調整、手続き等も相談支援事業所の相談支援専門員の方がいると手伝って下さるのでスムーズなようです。)

現在、言語聴覚士の先生が月に2回、一回につき2時間程度訪問して下さっています。
利用してみて、第三者の視点で学校の様子が聞けるのはとてもありがたいです。友達との関わりの様子、授業への参加度合、困っていそうな事など報告を受けると、どんな配慮が必要か見えてきます。

特にLDの子どもは環境の整備によって学びやすくなる事が多いと思いますし、保護者が希望しても通らなかった配慮等が、専門家の意見であれば学校側も取り入れてくれるかもしれません。

放課後デイサービスや、自治体の発達支援センターが事業を行っている事が多いようなので、探してみて下さい。(E)

STEP3 療育・支援してもらう場所をさがす

①病院(小児神経科・児童精神科)
②自治体の発達支援センター
③教育相談(自治体立)
④教育相談(大学など)
⑤LD専門の相談施設(医療機関以外)
言語聴覚士(ST)
⑦発達支援をする私設の支援室・学習教室など
⑧眼科・耳鼻科
⑨放課後等デイサービス
⑩保育所等訪問支援
⑪訪問看護のST、OT
⑫通級(特別支援教室・ことばの教室

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