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療育・支援をしてもらう場所 ⑨放課後等デイサービス

読み書きに課題を感じたら~誰にどのように相談をすればよいのか』の記事のステップ3として、「療育・支援をしてもらう場所をさがす」シリーズをお伝えしています。
今回は⑨の「放課後等デイサービス」についてです。

放課後等デイサービスとは、学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)第一条に規定する学校(幼稚園及び大学を除く。)に就学している障害児につき、授業の終了後又は休業日に児童発達支援センターその他の厚生労働省令で定める施設に通わせ、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を供与することをいう。

                       児童福祉法(昭和22年法律第164号)第6条の2の2第3項

とあるように、障害児が発達に合わせた支援を受けられるサービスです。LDでも利用できる事を知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。学童のような形で預り型のデイ、習い事のように個別で支援してくれるデイなど種類は本当に様々ですが、LDに対応してくれるデイは少ない印象です。

サービスを受けるまでの手続きが少々面倒なのですが、私塾等よりだいぶ安く支援が受けられます。障害の種類や、手帳の有無は問いません。自治体で発行される受給者証が必要です。

利用料金は、原則国と自治体が9割負担し、家庭では1割を負担することになっています。(収入によって、ひと月の上限金額が4600円、37200円と変わります。)

まず放課後デイサービス(※以下放デイ)探しですが、インターネット(リタリコ発達ナビ等)、自治体の発達支援センター、役所、ママ情報などフル活用して探します。
我が家は読み書きに課題を感じていたので、塾も経営していて、学習支援もやっているという放デイを自治体の発達支援センターの相談員さんに教えてもらいました。
また運動のぎこちなさもあり、そのせいで読み書きに支障があるかもとも言われていたので、作業療法士がいる運動系の放デイにも通っています。

よさそうな所を見つけたら、見学に行きます。
質も様々なので、LDに対応しているか。言語聴覚士作業療法士、教員、心理士など専門家が在籍しているかどうかも聞いてみて下さい。人気の放デイは何年待ち…なども聞きますので、早めに動くことをお勧めします。市外でもOKです。送迎付きのところもありますよ。

それと並行して、役所に行き、サービスを受けるための受給者証発行の手続きを進めます。
発行までに時間がかかるので、まだ放デイが決まっていなくても通所の希望を伝えて面談までしておくと良いです。(私の住む市では福祉課が担当しています。)

①担当者との面談(担当者が我が家に来て、子どもの様子を視察。普段の困りごと、支援の必要性を訴える。)
②申請書、サービス等利用計画案を提出。 
(※相談支援事業所に頼んで作ってもらえる。いない場合は自分で計画を立ててもOK。セルフプランと言います。)
③支給決定ののち、受給者証発行
 子どもの状況によって、通所できる日数も変わってきます。(判定は自治体によって様々なようです。)
④受給者証が発行されたら、放デイと契約をします。(契約にも結構時間かかります…。)

お疲れさまでした!やっと通所できます。

…と安心したのもつかの間、通ってみたら、子どもが疲れて行きたがらなかったり、他の子ども達との相性が合わなかったり、放デイ職員の退職など。色々あります。我が家も辞めては試す…を繰り返してきました。現在通えているのは運動系のみなのですが、学習系の放デイの先生は、子どもに合った学習の方向性を示していただいたり、学校での悩み等様々な相談に乗っていただいてすごく心強かったです。

また、放デイによっては、放デイの先生に学校の訪問をしてもらうこともできます。次の⑩保育所等訪問支援をご覧ください。(E)

STEP3 療育・支援してもらう場所をさがす

①病院(小児神経科・児童精神科)
②自治体の発達支援センター
③教育相談(自治体立)
④教育相談(大学など)
⑤LD専門の相談施設(医療機関以外)
言語聴覚士(ST)
⑦発達支援をする私設の支援室・学習教室など
⑧眼科・耳鼻科
⑨放課後等デイサービス
⑩保育所等訪問支援
⑪訪問看護のST、OT
⑫通級(特別支援教室・ことばの教室

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