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ICTの活用等による意思疎通支援 厚生労働省

このページでは、厚生労働省のICTの活用等による意思疎通支援障害者ICTサポート総合推進事業地域生活支援促進事業)による、「ICTサポートセンター等」や「パソコンボランティア事業」で受けることができる、ICT機器の活用に関する支援についてご紹介します。

1.事業に関する詳細の中の、事業内容に記載されている(1)と(2)の取り組みのことです。

令和5年度現在、(2)のパソコンボランティアの事業は、主に在宅の重度の身体障害の方(視覚障害、肢体不自由、盲ろう者の方)を対象としている県があるようです。ですが、静岡県ではLD(学習障害)も対象になることが確認できています。

1.事業に関する詳細

障害者ICTサポート総合推進事業(地域生活支援促進事業)とは

(厚生労働省 ICTの活用等による意思疎通支援 のページより引用)

概要
障害者等の自立と社会参加の促進を目的として、障害者等の情報通信技術(ICT)の利用機会の拡大や活用能力の向上を図り、情報へのアクセスを円滑に行えるよう支援する事業です。

事業内容
(1)障害者に対するICT機器の紹介や貸出、利用に係る相談等を行う総合的なサービス拠点(「ICTサポートセンター」等)を設置し運営する事業

ICTサポートセンター等の設置状況

(2)障害者に対し、サピエ(※)等のインターネットを通じたサービスの利活用や、ICT機器の操作についての支援を行うパソコンボランティアの養成・派遣を行う事業

パソコンボランティアの事業取組状況

(3)視覚障害者等の地域生活を支援するため、地域の広報誌やイベント案内などの地域情報を音声や点字などの利用しやすい媒体に加工しサピエ(※)等の障害者がアクセスしやすいネットワークにアップロードする事業

サピエ等にアップロードする事業取組状況

(※)視覚障害者情報総合ネットワーク

2.サピエに関する詳細

サピエとは

視覚障害者情報総合ネットワークのこと。録音図書等のデータをはじめとする、暮らしに役立つ身近な情報などを提供されています。運営は全国視覚障害者情報提供施設協会。

利用には、公共図書館において登録が必要です。

サピエを利用できる人
・視覚障害者
・その他視覚による表現の認識に障害がある人
学習障害、発達障害、知的障害等、読みの障害のある人)
・寝たきりやまひ等により、資料を持ったりページをめくったりできない人

サピエ事務局作成

全国視覚障害者情報提供施設協会(全視情協)HP

公共図書館向けパンフレットに関するページより)

パンフレット 『「サピエ」を活用して読書が困難な人にも開かれた図書館に』

YouTubeより
全国視覚障害者情報提供施設協会 サピエ図書館PR映像

その他

日本財団の記事より
3.パソコンボランティアICTサポートセンター等に関する詳細 (都道府県別)

LD(学習障害)も対象になっている都道府県の情報を随時掲載します。
数字は各都道府県コードの番号です。

13 東京都
場所
  • 住所:東京都文京区小日向4-1-6 東京都社会福祉保健医療研修センター1階
  • 電話:03-6682-6308 午前10時から午後5時30分まで(水日祝日休み)
  • FAX:03-6686-1277
  • メール:Googleフォーム(こちら)から、相談が可能。
内容
  • 相談は、要事前予約。
    東京都在住以外の方は見学のみ可能。
  • 展示室での機器の展示。
    展示スペースの機器や支援ソフト、情報は自由にお試しが可能。
  • センター内での機器の体験実習の実施。
    展示されている機器や支援ソフトを使い、ITサポーターが利用者の要望に合わせて、体験実習(サポーターズ・カフェ)等を行う。

    受講はすべて2時間で、利用は無料。講習室で行う。

講座メニュー
IT初心者のための体験
ICTなんでも相談(一人で悩むのではなく、一緒に悩んで考えることを基本にしたコース)
パソコン、タブレット、iPadの基礎知識や使い方の講習 など。

講習メニューのページはこちら

  • 障害のある人に便利なアプリ一覧の作成・ホームページへの掲載

アプリ一覧の各ページ
Android携帯用
iPhone、iPad用
Webアプリ

15 新潟県
場所
  • 実施主体:新潟市
  • 運営:国立大学法人新潟大学
    実施機関:新潟市障がい者ICTサポートセンター
    http://nitsc.site
  • 住所:新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050番地 新潟大学大学院自然科学研究科内
  • 電話・FAX:025-262-7774 電話相談は午前10時から午後6時
  • メール:nitsc@eng.niigata-u.ac.jp 
内容
  • 新潟市内の出張は無料。
    学校側が許可した場合、学校での支援会議への介入もできる。
  • ICTの使い方を相談できる。

    ・支援機器の導入相談、研修・講座、機器貸出。
    ・障がいに応じた機器操作やコミュニケーション手段のよりよい活用法など。
  • 発達障害児者親の会主催「学習障害の勉強会」で、講師を依頼。

    ・新潟大学 山口俊光先生のセミナー開催。
    (申請できる合理的配慮の内容、iPadでGood Notes(グッドノートというアプリ)を使ったノートテイクの講習)
カラフルバードの関連記事
  • 山口俊光先生のYouTubeチャンネルの紹介記事。
その他の関連記事
  • ドロップレット・プロジェクトより 『潜入!新潟市障がい者ITサポートセンター』
22 静岡県
場所
  • 実施主体:静岡県
  • 運営:特定非営利活動法人 浜松NPOネットワークセンター
    https://www.n-pocket.jp/
  • 住所:静岡県浜松市中区佐鳴台3-52-23
  • 電話・FAX:053-445-3717 月〜金曜日 午前9時〜午後18時 (土日祝日休み)
  • メール:info@n-pocket.jp メールでのセミナー・イベントへのお申込も可能。
内容
  • 利用料は、1時間500円。
    個別指導。自宅へ訪問してくれる。

    令和5年度 静岡県西部・中部・東部地域障害者在宅ICT機器講習
  • ICTの使い方を相談できる。

    ・パソコン、iPhone、iPadの操作(コミュニケーション支援:メール、インターネット、SNS等)
    ・入力機器等の選択・相談 など。
  • 実施事例

    ・iPadでGood Notes(グッドノートというアプリ)を使ったノートテイクの講習。
    (Chromebook等、機器は自由。アプリの希望もできる。端末の持込が条件となる。)

    ・平林ルミ先生(学びプラネット合同会社代表、バリアフリー教育開発研究センター特任助教)のセミナー開催。
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  • 平林ルミ先生のブログの紹介記事。(YouTubeチャンネル「Rumi Hira」もあります。)
  • 浜松NPOネットワークセンターのブログより配慮事例を紹介。
  • ICT活用に関する資料をまとめた記事。
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