我が家は、最初にここで迷子になってしまいました。
最初に押さえるべきことととして、学習障害の相談先は「小児神経科」であることでしょう。児童精神科ではありません(もちろん、診ることができる先生もいらっしゃいます)。学習障害は脳機能の課題であって、精神的な病ではないものです。
学習障害の二次障害として、不安や癇癪などがおこることもありますので、その点のケアとして児童精神科の先生が力になっていただくこともあるかもしれませんが、基本的には「小児神経科」が真正面から学習障害に向き合ってくれる診療科です。
小児神経科を探す際に、日本小児神経学会の発達障害診療医師名簿などを参考にされるのもおすすめです。
なお、このあと、様々な相談先を紹介しますが、あくまでも「診断」ができるのは医師のみであり、他の各専門職や専門家であっても「診断」はできません。地域の事情によっては、LDが分かる医師につながれていないまま、つながれた専門職によって学習障害が明らかになる場合もあると思います。そういう場合でも、医師とのつながりは断たずに維持し、必要な時にその専門職が実施した検査結果などを元に診断ができるように準備しておくことをおすすめします。
LDは顕在化しにくいこともあり、LDの可能性に気付くタイミングが遅くなる場合もあるかと思いますが、実際には初診が小学生まで、中学生まで、など学年が限定される医療機関も多いです。
少しでも気になることがあれば、小学生のうちに初診を確保しておくことをおすすめします。
また、受診を検討する際には、事前にどのような検査が可能なのか、療育が実施できるのかどうか、訪問看護の指示書を書いてもらえるかどうか、等も確認しておくといいでしょう。
今後このHPでは、みなさまからいただいた情報を元に相談先データベースを作成していく予定です。
皆さまのご協力よろしくお願いします。
今の時点での各サイトによるLD病院情報は以下の通りです。
全国LD親の会作成のリスト

東京都の発達障害相談機関一覧

①病院(小児神経科・児童精神科)
②発達支援センター
③教育相談(自治体立)
④教育相談(大学など)
⑤LD専門の相談施設(医療機関以外)
⑥言語聴覚士
⑦発達支援をする私設の支援室・学習教室など
⑧眼科・耳鼻科
⑨自治体の相談窓口(福祉課など)
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