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【東京都】読み書き指導・支援に活用できる都の資料

目次

📍ICT機器の導入と活用に使える!資料

ICT機器の操作について、得意ではないと感じる方もいらっしゃるかと思います。以下の資料を参考にしながら、ご自身が使いやすいツールを見つけられると持続的な支援を実現しやすくなるかもしれません。困った時には校内のICT支援員や、カラフルバードを頼ってください。私たちが目指すのは、担任の先生が替わったり、学校が変わったりしても、子どもたちの学びが途切れない安定した支援の仕組みをつくること。そして将来、子ども自身が自分に合った学び方や必要な配慮を、安心して周りに伝えられるようになることを大切に考えています。

LIFT 〜一人ひとりに合わせた学び方の選択肢 端末で広がる読み書き支援〜

▶︎東京都教育委員会HP>小学校・中学校・高等学校での指導ページで公開されている資料です。

Lift

困りごとの解決に直結するアイディアの数々

この資料を使ってできること

Success

・ICT機器を使った読み書きの補助を見通せる

・iPad、Windows、Chromebookそれぞれの端末設定の方法が分かる

・便利な教材やサービス、アプリ、サイトを知ることができる

・生成AIを活用した教材作成の事例を知ることができる

ICT機器の活用事例集 児童の学習上の困難さを改善するために

▶︎東京都教育委員会HP>小学校・中学校・高等学校での指導ページで公開されている資料です。

気になる子どもの姿から支援事例を調べられる!

P6より抜粋

この資料を使ってできること

Success

・子どもたちの困難の背景が見える

・ICT支援のねらいを掴める

・ICT支援による児童の変容をケースごとに知ることができる

・ICT機器導入の手順が分かる(フローチャートあり)

📍アセスメントに使える!資料

東京都教育委員会が推奨している誰でも使える読み書きアセスメント資料をご紹介します。最近は「読みの多層指導モデルMIM(学研)」の普及により、学年全体でスクリーニングを実施している学校も増えてきているようです。読み書きの困難は目には見えにくいものですが、数値には明確に表れます。早期に気付いて、本人に合う学び方を見つけることがのちの学業不振を防ぎ、子どもたちの自尊心を守ります。

先生も!子供も!保護者も!みんなで楽しい学校づくり 特別支援教室の運営ガイドライン 第2部

▶︎東京都教育委員会HP>特別支援教室ページで公開されている資料です。

第一部は仕組みの解説がメインの資料

「実態把握から始める支援」の進め方 

STEP
本人や保護者による申告 or 学級担任等による「気付き」
STEP
「学習と行動のチェックリスト」を活用した実態把握
STEP
特別な教育的支援が必要な児童・生徒に対し、支援レベルを検討

アセスメントに基づき、学級担任等の指導方法の工夫(基礎的環境整備)で対応できるか/個別の配慮が必要かどうか/特別支援教室での指導が必要かを検討し、支援・指導の具体的な計画を立てていく。

支援レベル1の欄に書いてある【巡回相談心理士】って何だろう…?

特別支援教室に在籍する児童・生徒の行動観察を行い、障害の状態を把握し、特別支援教室の先生や学級担任の先生に、指導上の配慮について助言する専門家のことです。都内公立小・中学校には、1校につき年間40時間、特別支援教室巡回相談心理士が巡回することになっています。

この資料を使ってできること

Success

・特別支援教室の入級から退級までの一連の流れを見通せる

・特別支援教室における支援の流れや役割分担が明確に示されているため、チーム内での認識のズレを防ぐことができる

・担任が一人で抱え込まない仕組みづくりができる

『読めた』『わかった』『できた』読み書きアセスメント

▶︎東京都教育委員会HP>小学校・中学校・高等学校での指導ページで公開されている資料です。

適切な支援はアセスメントありき!

P2より抜粋

実際に「『読めた』『わかった』『できた』読み書きアセスメント」を起動して使ってみたところ、別の簡易アセスメントシート(市販のもの)でピックアップできなかったお子さん(ディスレクシアの診断あり)のつまずきを見事に拾い上げてくれました。精度は高いです。

この資料を使ってできること

Success

・読み書きの困難さがある児童生徒をアセスメントによって見つけ出すことができる

・集計ソフトを使って、結果をデータで管理することができる

・ワンクリックで個別の所見(報告書)を作成することができる

・アセスメント結果を踏まえた指導方法や学習教材を知ることができる

Warning

本活用マニュアルに添付されている最新版「読み書きアセスメント・アプリケーション」は、東京学芸大学のホームページ「漢字学習の評価・支援ソフト ダウンロード」からダウンロードできます。

とありますが、このURLは現在機能していません。

漢字学習の評価・支援ソフト 小池敏英https://www.dik-uni.com/koik)からダウンロードが可能です。

『読めた』『わかった』『できた』読み書きアセスメント 〜中学校版〜

▶︎東京都教育委員会HP>小学校・中学校・高等学校での指導ページで公開されている資料です。

中学校版には「個別指導事例編」もあります!

個別の教育支援計画を踏まえて行われた個別指導が、使用教材とともに紹介されています。指導の進め方が書かれているので実践しやすいです。

〈実践事例〉

1、漢字の学習

2、英単語の学習

3、情報を読み取り、説明する学習

この資料を使ってできること

Success

・読み書きの困難さがある児童生徒をアセスメントによって見つけ出すことができる

・集計ソフトを使って結果をデータで管理することができる

・ワンクリックで個別の所見(報告書)を作成することができる

・パンフレットでは漢字の読み書きの指導例をより詳しく知ることができ、ローマ字、英単語の読み書き支援の指導例がわかるようになっている

Warning

本活用マニュアルに添付されている最新版「読み書きアセスメント・アプリケーション」は、東京学芸大学のホームページ「漢字学習の評価・支援ソフト ダウンロード」からダウンロードできます。

とありますが、このURLは現在機能していません。

漢字学習の評価・支援ソフト 小池敏英https://www.dik-uni.com/koik)からダウンロードが可能です。

通常の学級における個別指導 ーひらがなの学習から児童を支えるー

▶︎東京都教育委員会HP>小学校・中学校・高等学校での指導ページで公開されている資料です。

「一斉指導・個別指導の一年間の流れ」が便利!

この資料を使ってできること

Success

・直音音読検査

・短音音読検査

・短文音読検査

・音読支援

※ 保護者宛配布文書例が3点付属しています

📍個別指導計画の作成に使える!資料

学校では、読み書きに困難のある児童生徒に対し、いつ・どこで・どのような指導を行うことができるのでしょうか。個別指導のヒントをもらえる資料です。

特別支援学級・通級による指導 教育課程編成の手引き

東京都教育委員会HP>特別支援学級・通級による指導 教育課程編成の手引ページで公開されている資料です。

学習障害は自立活動の対象です

自立活動とは、特別支援学校の教育課程において特別に設けられた領域。

通級による指導(特別支援教室も同様)では自立活動の内容を参考にして、児童生徒の実態に応じた特別の教育課程が編成される。

特別支援学級では、 特別支援学校小学部・中学部学習指導要領第7章に示す自立活動を取り入れることになっている。

自立活動(および自立活動を参考にした授業)で行われる読み書きの指導はどのようなものですか?

障害による学習上又は生活上の困難を改善し、又は克服することを目的とする指導です。単に各教科・科目の学習の遅れを取り戻すための指導はできませんが、障害の状態に応じて、各教科の内容を取扱いながら行うことができます。ここに挙げた『特別支援学級・通級による指導 教育課程編成の手引き』から、学習障害のある児童生徒への指導内容を3つ抜粋します。

・書くことの指導をする場合、様々な感覚を使って多面的に文字を認識し、自らの動きを具体的に想像してから文字を書くことができるような指導

・語彙や文法体系の習得とともに、それらを通して言語の概念を形成できるようにする指導

・児童・生徒が、文字や文章を読んで理解することが極端に困難を示す場合に、タブレット端末などを活用して、聞いて理解する力を伸ばしながら、読んで理解する力を身に付けさせる指導

この資料を使ってできること

Success

・通級指導教室や特別支援教室、特別支援学級では特別の教育課程が編成されていることが分かる

・学習障害のある児童生徒に必要な「障害による学習上又は生活上の困難を改善し、又は克服することを目的とする指導(自立活動)」の内容が分かる

学校生活支援シート(個別の教育支援計画)、自立活動の「流れ図」、個別指導計画の作成例

▶︎東京都教育委員会HP>特別支援学級・通級による指導 教育課程編成の手引ページで公開されている資料です。

【事例5】特別支援教室で書字支援を受けた生徒の事例

書字障害のある児童の「自立活動」の計画・内容が具体的に示されているページがあります。

通級に通っている場合は、個別の教育支援計画や個別指導計画が必要ですか?

はい。必ず作成することになっています。

通常の学級に在籍する児童でも、個別の教育支援計画や個別指導計画を作成しますか?

必要に応じて、作成することになります。学校が必ず作成しなければならないもの(義務)ではなく、作成・活用に努める(努力義務)という位置付けです。

法的根拠

障害のある児童などについては、家庭、地域及び医療や福祉、保健、労働等の業務を行う関係機関との連携を図り、長期的な視点で児童への教育的支援を行うために、個別の教育支援計画を作成し活用することに努めるとともに、各教科等の指導に当たって、個々の児童の実態を的確に把握し、個別の指導計画を作成し活用することに努めるものとする。

特に、特別支援学級に在籍する児童や通級による指導を受ける児童については、個々の児童の実態を的確に把握し、個別の教育支援計画や個別の指導計画を作成し、効果的に活用するものとする。

【小学校学習指導要領第1章第4の2の1の(エ)】(中学校学習指導要領も同様)

この資料を使ってできること

Success

・学習障害(書字障害)のある生徒の個別の教育支援計画と個別指導計画のモデルを見ることができる

・特別支援教室の自立活動における書字障害への指導事例を知ることができる

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