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イベント報告「多様な学びを探しに行こう!inしぶや ②伊藤陽子先生セミナー」

日時
2024年7月27日(土)13:30~17:00

場所
SCC千駄ヶ谷コミュニティセンター
サークルホール

内容
①井上賞子先生セミナー  13時30分~15時
 「学びにくさのある子を支えるためのICT活用」
②伊藤陽子先生セミナー  15時15分~17時
 「学びをつむぐ、多様な学び~中学校のLD/ADHD通級指導教室での取り組み」

伊藤陽子先生セミナー

笑いあり、涙あり、ナイショ話あり、楽しい時間でした。

資料の最初は文部科学省の不登校資料。

私の自治体もコロナ禍以降、不登校が激増しています。特に中学生。
我が子の担当医が不登校の殆どがLDと言っていました(それは言い過ぎと思いますが)。
仙台市では通級利用者のLD割合が増えているそうです。

小学校から通級継続の生徒
「成功体験」を持っている

中学校から通級を受け始めた生徒
二次障害に陥っている

知人に中学生になってLDと気付いたお子さんの保護者がいます。
小学校時代から相談していたのに、「気のせい」、「他の子より出来ているから大丈夫」言われ続けてきた。
中学生になったら、勉強はかなり難しくなる、課題提出も大変。
苦しんで苦しんで、二次障害になっています。

啐啄同機(そったくどうき)という言葉、初めて聞きました。

Kami

Google Classroomやロイロノートがあれば、共有も簡単です。

私の自治体と仙台市のGIGA端末は同じです。
ふりがな付与機能でだいぶ助かる児童生徒がいると思います。
でも周知は一切されていない。

支援例
デイジー教科書、ワークのPDF化
文字・音・イメージを結びつける
↓ 午前中のぴーちくぱーちく会で展示された、自作教材の紹介もされました。

おすすめアプリ

漢字読み方手書き検索辞典(iOS、Android)
常用漢字筆順辞典(iOS、Android)
イングリッシュワードウィザード(iOS)
マインドマップ(iOS、Android)

厚い中学校の壁
担任だけでなく、教科担当、特に学年主任などの理解が必要

合理的配慮を受けるには…
・本人からの申し出(成功体験を自分自身がわかっている)
・継続した支援を受けていること

子どもの力だけで難しいことは、大人のお膳立てが必要

カラフルバードの「いろとりどり」もご参考にしてください。

ここ涙する方が多かったです

井上賞子先生、伊藤陽子先生も開発に関わっています。

DropKit(iOS)

個別指導の場所で みんなと同じ+α を身に付けさせる
通常の学級で自信をもって授業に参加できる
学校に対する不安の軽減の一助に

実はてごわいのは大人

案外、子ども達は全然気にしていない
我が子が、「障害があるから〇〇します」ってクラスで宣言しても「ふ~ん」だったそう。
担任の先生はすごく気にしていましたが。

うちもイーボード利用していました

急遽、陽子先生&賞子先生のスペシャルトークが繰り広げられました。

伊藤陽子先生、井上賞子先生、カラフルバード一部メンバー

会場には写真に写っていないカラフルバードのメンバーがいます。
オンラインでもサポートしてくれたメンバーもいます。
皆さんの力でイベントが開催できました。
みんな、ありがとーーーーー

参加者の声(アンケートより)

・中学に入り、小学校での配慮がなくなり、困っているところでしたので参考になりました(現地参加、保護者)

・うちの子は小6ですが、今から中学に向けて小中の先生としっかり相談しようと思いました。~略~息子の苦しさを本当の意味で感じた気がしました。勉強したいと言いながら、勉強ってなると癇癪を起こす息子の気持ちも分かった気がします。とても力強い講演、ありがとうございました(現地参加、保護者)

・最後まで惹き込まれてあっという間でした。心の声カードなども参考にさせていただきます。私の担当しているお子さんたちが、みんな先生にみていただけたらいいのになあ、、、と思いながらお話を伺っていました。自分の立ち位置から、少しでもできることをしていきたいと改めて思いました(現地参加、保護者・専門職)

・Bさんが、中3の息子と重なりました。大丈夫と言って配慮を遠ざけてしまうところ、心優しいイケメンなところが特に(親バカ)。配慮を遠ざけるのはなぜかと先日聞いたら「配慮受けて成績変わらなかったら、申し訳ないじゃん?」と。子ども自身がヒントをくれるのはそのとおりですね。ここからが大人のお膳立ての出番ですね!大いに悩み、がんばります!ありがとうございました!(現地参加、保護者)

・面白く、そして分かりやすいお話をありがとうございました。趣味は仕事と言えるような先生のような方が増えてくださったら、人生を考えてくれる先生がいてくださったら、と願って止まない日々です。連携を上手に取りながら、我が子のサポートをしていきたいと思いました(現地参加、保護者・専門職)

・中学校の先生たちの意識変容に働きかけることの難しさにとても共感しました。でも、いいアプリありますよ。と、お知らせしてみます(現地参加、専門職)

・本人が配慮を希望すること、配慮の手立てについて自分で使いこなし申し出ることができること。小さいうちから積み重ねていく方がハードルが低く取り組めると感じました(現地参加、保護者)

・様々な教具を紹介して頂いてありがとうございました。 学校はほとんどの時間が学習で、学習で傷ついたプライドは学習でしか取り戻せない、みんな勉強が出来るようになりたいんだとお聞きしましたが、現在高校生の息子をみていても思います。LDとわかった時、勉強じゃなくて、何か他に興味のあることを見つけて…と周囲によく言われましたが、私は違和感を感じていました。 先生、よくぞ言ってくださいました。 息子は自分に合った方法で勉強し、学習面で自信を持っています。 学習成功体験を積ませる、失敗させないためには、子供の力だけでは難しいので大人のお膳立てが必要とのお言葉、すべての先生にご理解頂きたいです(現地参加、保護者)

・中学校通級指導教室は小学校・高校への架け橋になっていますね。陽子先生の愛をたくさん感じました。肉のささきで吹きました笑 ありがとうございました(オンライン、教員、東北)

・中学校通級担当として、いつも学ばせてもらい、いつも勇気をいただいています。私も忘れられない(うまく対応できなかった)生徒Bくんがいて、いつも思い出しながら目の前の生徒と一緒に考えています。先生の工夫、指導法、参考にさせてください(オンライン、教員)

・最初のイケメンの生徒の事例は涙が出ました。どんな思いで高校に行きたかったと言ったのか、そんな子どもたちを絶対増やしたくないと思いました。何より、義務教育の間に大人への不信感が大きくなってしまったことが辛いと思いました。今、小学校から中学校への引き継ぎの難しさ、小、中学校の支援教育体制の違いの大きさに日々悩んでいます。今日の伊藤先生のお話を聞いて諦めずに子どもたちのために周りの理解も求めながら諦めずに諦めずに取り組んで行きたいとおもいます(オンライン、教員)

・中学校の壁の高さ、私自身も何度か経験しております。また、力がつかないまま中学生になっている子どもたちにも出会いました。そのため、小学校から中学校への引き継ぎを丁寧にすることに私も力を入れています。先生の気持ちのこもったお話、とても参考になりました(オンライン、専門職)

・中学校で学習で困っている子は小学生の時からずっと困っていて、自分はできないからもう諦めようと思っている子が多いのではと思いました。自己肯定感が低くなっている状態から少しでも本人の達成感を感じられるような工夫がとても大切だなと思いました(オンライン、教員)

・うちの子も「自分はバカだから」と言っていましたし(今はそこまでは言わなくなりました)今も「できなかった時には回りからどうな風に思われてるか、すごく気になる」と劣等感を抱えながら過ごしているように感じています。先日小学・中学共通のスクールカウンセラーさんと面談の機会を持ち、中学に行った時に担任以外にも相談できる大人と繋がりがあるんだよと話してきました。先生が仰っていたように中学生になっても、まだまだ親の支援は必要ですよね。先生方との連携も早くから持てるところは持っておこうと改めて思いました。特に学年主任の先生とは😉 時々小声で話す所がいかにも裏事情を教えてもらえているようで聞き応えが有りました✨これからも不死鳥のように‼(オンライン、保護者)


全体について
・こういう機会を保護者、教員一緒に参加できるのは参加できるのはとてもいいなと思いました(オンライン、教員)
・平素からたくさんの情報発信をしてくださり、また昨年に続いてこんなにビッグな催しを開いてくださるカラフルバードさんに深謝です

伊藤陽子先生の講演、対面は初めてでした。オンラインでも泣いたけど、対面だともっと泣いちゃう。B君の話は初めて聞いたわけでもないのに涙涙

皆さん、「お膳立て」と「圧」ですよww(K)

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