高校2年生のケースです。
困り感 | 読み, 書き, 不器用さ, 視覚過敏などの過敏, 実行機能がうまく働かない |
診断名 | LD(学習障害), ADHD, DCD(発達性協調運動障害), APD/Lid(聴覚情報処理障害/聞き取り困難) |
学年 | 高校2年 |
自治体 | 東京都北区 |
本人は配慮についてどう思っていますか? | 自分から配慮してほしいと希望している |
実施された環境調整 | 連絡帳のデジタル化, 授業のスライド(PowerPoint)を学年全員Teamsで参照可 |
実施された個別の合理的配慮 | 板書の写真撮影を好きな時にしてよい, 時間延長, 遮光眼鏡は勝手にかけているが注意されていない |
配慮の実施のために診断書や医師からの意見書を求められましたか? | 求められていないが、提出した |
どのようにして配慮されるようになりましたか? | ▼中学生時本人より考査のとき時間内に一部終わらない教科ありと訴えあり。クリニック受診し検査および試験時間延長のための診断書を作成してもらう。 ▼高校入試時に、試験における配慮を中学校校長経由で申請。中学3年時の考査時配慮実績をもとに英語および国語科の1.3倍の時間延長が認められた。 ▼都立高校合格後、春休みに念のため読み書き困難をNPO法人EDGEに相談しアセスメントをお願いする。 ▼高校には今までの経緯および診断書・アセスメント結果を提示。大学入試共通テストで受験上の配慮を受けるため、高校でも定期考査時に一部試験時間延長(別室受験)で対応してもらっている。 ノートテイクが間に合わないこともあるため、タブレットやスマホでの板書写メの許可をもらっている。授業スライドは全員Teamsをとおして配布となった。 教員によっては全員板書写メ可となる授業もあり。 |
その他 | 都立高校受験時に配慮を受ける場合、配慮の実績が必要なことを知らず焦ったが中学の担任が教えてくれた。合理的配慮を受ける場合、学校説明会のとき等に相談し、快く必要な配慮をしてくれる学校を選ぶことが大切。 申請に必要なものは、保護者が調べるだけでは抜けている場合もあるため、学校と連携し早めに動いておくことが大事。 |
この情報の確認時期 | 2023年 |
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