こんにちは。ディスレクシアど真ん中な小6女子の母のモトピケです。
今回は「躓きの始まり」について書こうと思います。
(ご参考) 前回はこちら
幼稚園~小学校1年生
幼稚園の頃の仲のいいお友達二人はギフテッドの様な子たちで、年少さんですでに巻物のような長い長いお手紙をくれるお友達でした。そんなお友達からのお手紙をもらっても一向にお返事を書こうとしない次女でしたが、プライドの高さもあるのかも、と私もそこまで気にしないまま幼稚園時代を過ごしてしまいました。
小学校に入ってからは、前回書いたように「のんびり ざっくり 気にしない」先生のおかげでとにかく楽しく学校に通い、テストの出来もそこまで悪くなかったため、割と平和に1年生を終えました。今思い返すと、鏡文字が多かったり長引く、長女の時よりややひらがなの定着が遅い気がしましたが、そこまで気にならない程度でした。
生活面では、幼稚園の頃も1年生の頃も「みんなのお手本になって助かります」と言われるほど、行動が早く、みんなのお手伝いもするようなタイプでした。
2年生
2年生になり、初任の若い男性の先生が担任になりました。初任ですが、3年ほど都下で講師をされてきた方で、実質4年目の先生でした。2年生になって初めての面談が5月末にありました(うちのエリアでは家庭訪問が伝統的にありません)。その時に、これまでの先生方とは全く違った評価を聞くことになり、とても驚く面談となりました。
たしかに、毎日のように消しゴムをぼろぼろにしたり、鉛筆を噛みまくって帰ってくる、筆箱も壊れてきたり、ノートや教科書も噛んでぼろぼろになったりしてるなとは思っていました。掲示物も、1年生の頃と比べて、自信なさげなものすごい小さい字か、ものすごい踊ったぐちゃぐちゃな字に変化してはいたのです。
この時の面談で言われた言葉で覚えているのは
「上品じゃないですよね」
「このままだと落ちこぼれますよ」
といったようなことでした。もちろん、学業面だけでなく、生活面を見ての話もあったとは思います。その時期はお肌もやたらと荒れていたので、その見た目的にも確かにそう思われても仕方がないかもと思いながら、とりあえず、「そうですか」と笑顔で話を聞いてその日の面談からは帰ってきました。
そして、1学期の通知表の成績は、本人が「クラスで一番悪いと思うよ。頭悪いし」という結果のものをもらって帰ってきました。
2学期になってすぐ、区の発達アドバイザーに相談することができました。(その前に区のSCにも相談したのを忘れてましたが、頼りにならなかった記憶です…)
発達アドバイザーの先生には、校内での様子を見ていただき、担任の先生にアドバイスをしてもらったりすることはできました。すっかり何事にもやる気がない感じで無気力にぶっきらぼうな行動になってしまってきていたので、そういった態度になってしまうあたりの背景の説明を担任の先生にも助言していただけたりしていました。
ただ、その時はまだディスレクシアだとは思わず、単に担任の先生と折り合いが悪いだけなのだと思っていました。
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(同時にこの2年生の2学期中に長女は骨折して送り迎えや病院のお世話が増えたり、学校では長女のいる4年生を含む、4,5,6年生が学級崩壊になるなど学校内がてんやわんやになっていたりと、次女以外の状況が色々と忙しいタイミングで、私も次女だけに集中しきれない状況でもありました。)
2年生の間は、定期的にこの発達アドバイザーの先生とは面談を続け、どうにか「やる気」を戻せないかを考えていた矢先、コロナ禍による休校となってしまいます。
1年生のざっくり楽しい先生では躓きに気付けなかったデメリットはありましたが、傷つかず楽しく学校に通えたことはよかったと思っています。でも、この2年生の先生との出会いがあったことで、躓きに気付くきっかけともなったとも言えますよね。なんとも難しいところですよね。どこかで一度悲しい思いをしないと気付けない感じがLDの難しいところだと思います。子供によっては不登校につながるというのもよくわかる話です。そのため、低学年のうちに一斉スクリーニング検査をしてもらえたら、そういった悲しさはなく対応ができていくのではないかと思います。
次回は、コロナ休校での気づきと、病院や配慮の模索の3年生のお話を書く予定です。
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