『LDっ子の受験報告』は、LDのある子ども達の受験体験談をご紹介するコーナーです。合理的配慮のコーナーで載せきれない、さまざまな方の受験までの道のりをご紹介していければと思っています。
はじめに


高校受験まっただ中の中学3年生の子どもがいます。
「Vもぎ」での合理的配慮の体験 続き(10月)です。
Vもぎの合理的配慮受験 準備
我が家は塾経由で、ほぼ毎月1回(7月・8月・10月・11月・12月・1月)Vもぎを受験します。
6〜7月までは
👉 国・数・英:各50分
👉 社・理:各30分
8月〜1月は、全教科50分 に統一されます。
10月も、ルビ付き問題・別室での読み上げ の合理的配慮を申請しました。
前回(8月)はボランティアセンターに読み上げの協力をお願いしましたが、
今回は英語のみ、知人に依頼しました。
英文科を卒業し、英語を使うお仕事をされていた方です。


Vもぎの合理的配慮受験 当日
- 国語:母
- 数学:不要
- 英語:知人
- 社会:母
- 理科:母
本人も「今までで聞きやすい!、学校の先生よりも」と言っていました。
Vもぎの合理的配慮受験 結果
今回も、読み上げをしたからといって、成績に大きな変化はありませんでした。
国語を読み上げながら、明らかに違う選択肢を選んでいるのを見ていて、
「読み上げの効果は本当にあるのかな?」と、正直少し疑問が残りました。
でも、易疲労性(疲れやすさ) を考えると、やはり読み上げがあるほうが安心です。
そしてやはり、時間がまったく足りない。
特に国語と英語では、本文を読み終える前に時間切れになってしまうこともあります。
11月のVもぎは、塾の設定日が「合理的配慮を受けられない日」になっているため、
今回は配慮なし・通常の環境で受験する予定です。
(別日受験にすれば配慮は受けられますが、
私の都合が合わないこと、問題内容が変わることで塾からのサポートが減る、
そしてレポート内容も異なってしまうため、今回はそのまま受けることにしました。)
12月は再び、英語の読み上げを知人にお願いする予定です。
国語と英語の時間延長を初めて依頼する予定です。
次回は、12月に受けるVもぎについて書きます。


合理的配慮とは別の話ですが
Vもぎは、東京都社会福祉協議会の受験生チャレンジ支援貸付事業(略称:受チャレ)の対象です。