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一般社団法人 T式ひらがな音読支援協会

T式ひらがな音読支援協会は、令和5年(2023年)12月に設立された一般社団法人です。サイトは、令和6年(2024年)に開設されています。
設立されたのは、代表理事の小枝達也先生の他、理事の関あゆみ先生、赤尾依子先生、監事の内山仁志先生。

サイト内には、以下の紹介があります

  • 最新の話題・活動
  • 代表理事 小枝達也先生によるごあいさつ
  • T式ひらがな音読支援の紹介動画
  • 研修会のお知らせ
  • 論文・業績
  • 音読指導アプリ

引用 代表理事小枝達也先生のごあいさつより

一般社団法人 T式ひらがな音読支援協会は、ディスレクシアのある子どもへの理解と支援の具体的な方法である「T式ひらがな音読支援」を日本全国に広める目的で設立いたしました。

ディスレクシアとは、学習障害のひとつのタイプとされ、全体的な発達には遅れはないのに、文字の読み書きに限定した困難があり、そのことによって学業不振が現れたり、二次的な学校不適応などが生じる疾患です。原因は全体的な理解力が不十分なために生じるのでもなければ、怠けていて勉強しないからでもありません。脳のある部分の機能がうまく作動しないために生じると考えられています。

私たちはディスレクシアのお子さんたちの臨床と研究を長年にわたって実施し、「T式ひらがな音読支援」という指導法を開発しました。この指導によって、あれほど読字に困っていたお子さんが読めるようになり、やがて読解力も身につけて行く様子を見て、自信をもってこの方法を世に広めたいと考えるに至りました。

本サイトは、ディスレクシアのある子どもへの理解と支援の具体的な方法である「T式ひらがな音読支援」について動画で説明しています。また、ディスレクシアの子どもの読字能力の判定および指導の研修会のご案内もしています。研修会を希望される医療、教育、福祉関係者からのご要望も受け付けております。

本サイトの活用がディスレクシアの子どもさんに光を照らすことを心から願っています

今からさかのぼること32年前。
文部科学省によると、平成4年(1992年)に日本では『学習障害及びこれに類似する学習上の困難を有する児童生徒の指導方法に関する調査研究協力者会議』が発足。その7年後の平成11年(1999年)、同会議の報告「学習障害児に対する指導について」により、その定義、判断基準(試案)、指導方法等が示され、「学習障害児(LD)に対する指導体制の充実事業」(LDモデル事業)が平成12~14年度(2000年~2002年)に全都道府県(県内数校のモデル校のみ)で実施されたとの事(主な内容は、校内委員会の設置、教育委員会における専門家チームの設置、巡回相談の実施)。指導資料や理解啓発資料の作成・配付、調査研究協力校における実践研究、巡回指導等の措置を講じ、学習障害(LD)ということばの普及につなげてくださいました。

全国でLDモデル事業が実施されたその頃、現在カラフルバードのチラシにも記載している、小枝達也先生の平成14年(2002年)の調査「心身の不適応行動の背景にある発達障害.発達障害研究,23(4),258-266.」(鳥取県で実施)では、LD児童生徒の内、小学生の約35%、中学生では約60%が不登校の状態であったとの調査結果もあります。
約20年前の調査なので、今はどのようになっているのか現状況がとても気になるところです。

知識や情報を得るためにさまざまな資料を調べていると、これまで、小枝達也先生をはじめとする専門家の先生方、教育関係者のみなさん、そして先輩保護者と当事者のみなさんなど大勢の方々が長年に渡りご尽力いただいて理解や支援が浸透してきていることを感じていると同時に、怠けていると思われてしまい学校不適応を引き起こしている事例は、今もなお少なくないのではないかという実感もあります。

これからさらに理解と支援が広がり、子どもたちに光を照らすことを私たち保護者も心から願っています。(F)

T式ひらがな音読支援の紹介動画

国立成育医療研究センター公式YouTubeチャンネルより
2022/05/23
2016/03/10

設立された先生方のご紹介と関連記事など

小枝 達也先生

国立成育医療研究センター・副院長、こころの診療部統括部長
鳥取県立療育センター院長代理
鳥取大学地域学部地域教育学科 教授

  • リサーチマップ

  • 鳥取県では、令和6年8月よりからディスレクシア外来(発達性読字障害の外来)を開設。
    診察は小枝達也先生が担当。

  • 書籍紹介 小枝 達也先生・関 あゆみ先生 共著

  • Benesseたまひよ 2023年12月29日

  • 教育新聞 シリーズ 共に学ぶ 2022年5月12日

  • みんなの教育技術 2020年2月25日

  • ジープレス せたがや 2019年11月
    令和元年度 発達障害理解のための講演会『学習障害(LD)の理解と対応』

関 あゆみ先生

北海道大学大学院教育学研究院 准教授

  • リサーチマップ

  • 博報堂教育財団
    研究紹介ファイルNo.4 ともに学び、支える 人材育成がいずれ、もっと広い支援につながる

赤尾 依子先生

関西福祉科学大学心理科学部 准教授

  • リサーチマップ

内山 仁志先生

島根県立大学人間文化学部保育教育学科 准教授

  • リサーチマップ

  • 島根県立大学保育教育学科 公開講座
    子どもの発達の理解と特性に応じた支援②「子どもの読み書きの発達とその支援」

自治体による、T式ひらがな音読支援の実践

文部科学省の資料
  • 発達障害に関する教職員等の理解啓発・専門性向上事業
    (発達障害の可能性のある児童生徒に対する教科指導法研究事業)  
    実施事業 成果報告書

─ 平成30年度実施事業 成果報告書

─ 平成29年度実施事業 成果報告書

  • 鳥取県

鳥取県米子(よなご)市
  • T式ひらがな音読支援 米子市のホームページより

引用
ひらがなが読めることは、小学校1年生にとって、とてもたいせつです。そして、これから先の学びを支える学力の基礎となります。米子市では、平成29年度から、「T式ひらがな音読支援」を取り入れた音読支援を行ない、児童の読みの力を伸ばし、学校生活をより楽しく豊かなものにしていこうと取り組んでいます !


鳥取県鳥取市
  • T式ひらがな音読支援 鳥取市のホームページより

引用
小学校1年生のひらがな読みの支援及び小学校2年生の語彙(ことば)指導をとおし、学びの土台となる、ひらがなや文章を正しく流暢(なめらか)に読む力をつけていきます。


東京都
  • 東京都教育委員会 特別支援教育
    「通常の学級における個別指導」平成29年3月発行
    ひらがなの学習から児童を支える・実践その1その2その3まとめ資料

福井県
  • 福井県特別支援教育センター
    「読み」や「書き」に困難さがある児童生徒に対するアセスメント・指導・支援パッケージ 特設ページ 78〜82ページ・180ページ

静岡県袋井市

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