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いろとりどり#51-②~合理的配慮CBLDデータバンク~

#51-①の方の高校入試での合理的配慮についての報告です。

困り感読み, 書き, 不器用さ
診断名LD(学習障害), DCD(発達性協調運動障害)
学年中3
自治体京都府長岡京市
本人は配慮についてどう思っていますか?自分から配慮してほしいと希望している
実施された環境調整
実施された個別の合理的配慮・プリントの拡大
・別室受験
配慮の実施のために診断書や医師からの意見書を求められましたか?求められていないが、提出した
どのようにして配慮されるようになりましたか?入試時にはこちらが満足できる配慮は受けられませんでしたが、一部認められた配慮が有りましたので投稿させていただきます。

【申し出た合理的配慮】
・ICT機器の使用
・読み上げ
・漢字のルビふり
・プリントの拡大
・時間延長
・別室受験
 (※すべての配慮を求めたのではなく組み合わせによっては必要ない項目もあり)

【認められた配慮】
・プリントの拡大
・別室受験

【配慮導入までの流れ】
・高校とは7回の個別相談をした
・中学校の進路担当の先生と高校の地区担当の先生とで数回の話し合いがされた
・中学校の進路担当の先生には「合理的配慮」の歴史的背景やガイドラインに記されていることにについてまとめた資料を作成し提出した
・高校へは意見書と合わせて資料を作成し提出した(※資料の添付あり)

 個人で高校と協議をすることは許可されていないため、個別相談では数分間お話するだけにとどまり、こちらの思いを全て伝えるのは難しかったと感じている。
 自分で協議を進められず進路担当の先生方に委ねるしかないので、まずは息子の状態や配慮が必要な理由について担当の先生に的確に伝える必要があった。合わせて合理的配慮についても正しく知っていただく必要がある。
息子の場合は、中学に入学する前から担任だけでなく多くの先生方に知ってもらい理解していただけるよう働きかけることを続けてきた。
高校への資料作成は、これまで中学校へ提出してきた文書を振り返りながら抜粋し作成した。





その他高校入試時の合理的配慮については、中3になってからスタートするのでは遅いと感じています。先生方への周知と資料作成などは中学校入学前から進めてきましたが、その過程があっても、日常生活や仕事、子どもの受験勉強と並行して行うので時間的な余裕がなかったです。
 私がLDや合理的配慮について個別相談等でお話した高校は10校以上あります。中には「初めて聞きます。知らないです。」と仰る方もいらっしゃいました!今回は一部の配慮しか認められませんでしたが、後に続く方々に繋ぐことが出来たなら幸いです。
皆様の検討をお祈りいたします。

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この情報の確認時期2024年2月

引き続きデータバンクへの情報提供を募集しています。些細なことでもいいですので、ぜひ情報提供へのご協力をお願いいたします。

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