中学3年生のケースです。
困り感 | 書き, 視覚過敏などの過敏 |
診断名 | LD(学習障害) |
学年 | 中3 |
自治体 | 東京都世田谷区 |
本人は配慮についてどう思っていますか? | 一人だけ違うことはしたくはないタイプである |
実施された環境調整 | |
実施された個別の合理的配慮 | タブレットを使ってノートテイクしてよい, 連絡帳のデジタル化, 板書の写真撮影を好きな時にしてよい, タブレットの使用と手書きと選択できる環境がある, 作文の作成はWordなどタブレットを使用しても手書きでもよい, テストの回答はひらがなでも丸をもらえる, テストの回答の文字の軽微な間違えでも内容があっていれば丸をもらえる。 漢字のトメハネハライや丁寧さは注意をされない, シャープペンシルの使用, 時間延長, テストのPC回答 |
配慮の実施のために診断書や医師からの意見書を求められましたか? | 求められていないが、提出した |
どのようにして配慮されるようになりましたか? | ▼中1入学時からノートテイクや提出物が仕上げられないなどの困難に直面。板書や連絡黒板はタブレット撮影可となる。担任、特支コ先生と面談。視覚認知検査等を紹介される。書字障害の診断書提出。 ▼中2より別室受験で時間延長。50分から60分となる。定期テストにおいて、漢字が書けない、字がマス目に入らない、先生が読めないなどの理由で減点が頻発する。採点基準の見直しを担任、特支コ先生と話し合い。中2の後半より国英社がPC解答となり、合わせてひらがな解答も可となる。 ▼中3においても同様の配慮が継続。 |
その他 | 配慮自体はは比較的スムーズに調整できたかと思います。ただ、本人が人と違うことをしたくないという気持ちと折り合いをつけるのに大変でした。また、クラス全体では板書を撮影することは認められていなかったので他の生徒の「なんで〇〇君だけ?」という疑問もあったようです。 中3になると本人も周りも状況に慣れてきたようでタブレットも積極的に使えるようになってきました。 |
この情報の確認時期 | 2023年 |
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