小学5年生のケースです。
困り感 | 読み, 書き, 算数, 不器用さ, 視覚過敏などの過敏, 不注意, こだわり |
診断名 | LD(学習障害), ASD, APD/Lid(聴覚情報処理障害/聞き取り困難) |
学年 | 小5 |
自治体 | 埼玉県川口市 |
本人は配慮についてどう思っていますか? | 一人だけ違うことはしたくはないタイプである, 自分から配慮してほしいと希望している |
実施された環境調整 | 席の指定, 漢字50問テストは事前に問題配布 |
実施された個別の合理的配慮 | ルビ振り, 読み上げ 補助具の持ち込み(遮光眼鏡、カラーバールーペ、リーディングトラッカー等) モバイルWi-Fiの貸し出し デイジー教科書の利用 |
配慮の実施のために診断書や医師からの意見書を求められましたか? | 求められた。 |
どのようにして配慮されるようになりましたか? | 前例集を印刷して学校へディスレクシアについての説明をして回った。当初から支援コーディネーターへは説明していたが初めてのケースだったそうで、なかなか校内へも話が共有されなかった。 校長や教頭、次の年の支援担任と交流担任へも「読めてる?」アプリを試してもらった。 その後から読み上げの配慮を受けられるようになった。 ルビ付きテストも先生が取り寄せてくれて受けられるようになった。 市役所で指導課、ICT推進担当や庶務課、教育委員会のメンバーを集めてもらい、議員と共に直談判。 今年度、デイジー教科書を教育委員会が一括申請してくれる予定です。 なので、自治体から配られているギガスクール端末から使えるようになる予定です。 それまではiPadを買い、学校に貸出用としてあるモバイルWi-Fiを借りて授業中にも使ってみる予定です。 |
その他 | 久喜市は、かなり前からデイジー教科書が導入されており、その時に議員が導入に関わったと聞いて動いてみました。 たらい回しの状態から学校や教育委員会、市役所の対応がコロッと変わりました。 |
この情報の確認時期 | 2023年 |
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