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いろとりどり#34~合理的配慮CBLDデータバンク~

東京都の中学1年生のケースです。

困り感書き, 算数, 視覚過敏などの過敏, 不注意

特性故に、集団行動や一斉授業に合わせられず、支援も受けれず、小3〜6まで四年間不登校で中学になったのを機にまだら登校しているため、学校生活至る所で慣れない為の困り感があり疲れ易い。
診断名LD(学習障害), ADHD, ASD
学年中1
自治体東京都杉並区
本人は配慮についてどう思っていますか?自分から配慮してほしいと希望している。
実施された環境調整席の指定
タブレットを使ってノートテイクしてよい,
板書の写真撮影を好きな時にしてよい,
タブレットの使用と手書きと選択できる環境がある,
実施された個別の合理的配慮タブレットを使ってノートテイクしてよい,
デジタル教科書の使用,
連絡帳のデジタル化,
シャープペンシルの使用,
時間延長, 拡大したものの使用,
補助具の持ち込み(遮光眼鏡、カラーバールーペ、リーディングトラッカー等),
フォントの指定
作文の作成はWordなどタブレットを使用しても手書きでもよい,
時間延長, 拡大したものの使用,
テストのPC回答,
辛くなった時に教室外の別スペースを利用可。
制服ズボンが過敏で着づらいので似た色のジャージでも登校許可。
配慮の実施のために診断書や医師からの意見書を求められましたか?求められていないが、提出した。
どのようにして配慮されるようになりましたか?本人が学校へ復帰したいと言っていたが、そのままの環境で他の子と同じルールではすぐに疲れて行けなくなるので、上記の合理的配慮をこちらからお願いしました。学校としても初めての事ばかり調整に時間が掛かると返事を貰えるまで3ヶ月近く掛かりました。

タブレットを他の子と違う使い方をしたり、違うルールでOKとなる事が発生するので、ちゃんと子供達に説明したい、障害の事などどこまで伝えて良いか判断に困っているとの事で担任から、私に説明文を作って欲しいと依頼されました。本人も障害受容がなかり進んでいるので、本人の意向を取り入れながら、発達障害による本人の特性や感覚過敏での困り感、サボる為でなく教室でちゃんと学ぶために一旦外に出る事、書く事で精一杯になってしまう為授業内容を学ぶ為に書かずに板書を写真で撮る事などを伝える文章を作りました。学年集会(本人は同席せず)で皆んなに周知してもらうと先生が読み上げました。

テストは一学期は時間延長で書字で受けました。「書きを諦めて欲しくない」との理由で、一旦は定期テストでのテキスト入力を断られた為です。でも、書きだと実力が出せない事、本人も諦めでなく、書きたいのにできないので、書きの練習とテストは紐付けないで欲しい事、中学でどういう配慮を受けていたかが、高校やその先の進路で配慮を受ける指標になるから中学でできる限りの配慮を受けたいとお願いし、二学期からは別室でテキスト入力で定期テストを受けてます。
その他こちらの希望する合理的配慮に対して、学校がかなり前向きに取り組んでくれているので有り難く思っていますが、やはり環境調整、ユニバーサルデザインが進んで欲しいと思います。
学年集会でお話しして貰っても、ずるいと思ってる様で指摘してくる子、絡んでくる子もいます。本人は、自分が気持ちを強く持てば良い、外野の言う事は気にしないと、学校に感謝して現状のままで良いと言っています。親としては感謝しながらも、特別な扱いをしてると先生が捉えてる感じが伝わってくる事が結構あり、引っ掛かりを感じています。
この情報の確認時期2023年度

引き続きデータバンクへの情報提供を募集しています。些細なことでもいいですので、ぜひ情報提供へのご協力をお願いいたします。

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