ELCは、教育現場で、教師が簡便にディスレクシアの兆候を捉えるためのスクリーニング検査として開発されています。音声で読みのパフォーマンスを捉える検査で、音韻処理障害を背景とするディスレクシアの検出を目的に作られています。対象は、小学校2〜3年生のお子さんです。
ソフト版ELCをダウンロードすることができ、PCゲームの感覚で、楽しく負担が少なく、子どもが検査に取り組むことができるよう工夫されています。
注意事項として、ELCはあくまで簡便なスクリーニング検査であるということを押さえておく必要があります。
本書では。ELCで弱さが見られた場合は、言語の専門家(ディスレクシアのことに詳しい言語聴覚士)に相談すること、より制度の高い評価を受けることが推奨されています。あくまで簡便なスクリーニング検査なので、ELCだけの結果から、読み書き障害(ディスレクシア)の有無を明確に判断することはできません。(N)
参考HP:読み書き困難児のための音読・音韻処理能力簡易スクリーニング検査 ELC |図書文化
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