令和3年に文部科学省が作成した障害のある子供の教育支援の手引きです。
学習障害については、第3編の285ページから305ページまで20ページにわたる記載があり、291ページからは指導内容も掲載されています。
かなり細かく丁寧にLDについて書かれていますので、LDについて詳しくない先生方への導入の資料としても活用していただけるのではないかと思います。
掲載されている部分の目次は以下の通りです。
1 学習障害のある子供の教育的ニーズ
(1)早期からの教育的対応の重要性
(2)教育的ニーズを整理するための観点
① 学習障害の状態等の把握
ア 医学的側面からの把握
イ 心理学的,教育的側面からの把握
② 学習障害のある子供に対する特別な指導内容
ア 感覚や認知の特性についての理解と対応に関すること
イ 代替手段等の使用に関すること
ウ 言語の形成と活用に関すること
エ コミュニケーション手段の選択と活用に関すること
オ 感覚の総合的な活用に関すること
カ 認知や行動の手掛かりとなる概念の形成に関すること
キ 集団への参加の基礎に関すること
ク 障害の特性の理解に関すること
ケ 情緒の安定に関すること
③ 学習障害のある子供の教育における合理的配慮を含む必要な支援の内容
ア 教育内容・方法
イ 支援体制
ウ 施設・設備
2 学習障害のある子供の学びの場と提供可能な教育機能
(1)通常の学級における指導
(2)通級による指導(学習障害)
① 通級による指導(学習障害)の対象
② 通級による指導(学習障害)の概要
3 学習障害の理解
(1)学習障害について
(2)障害の状態等の把握
【参考資料】教育的ニーズを整理するための調査事項の例
学習障害は通常級での指導が基本となります。通常級における様々な配慮や支援方法を通常級の先生方にこそ知っていただき実践していただけるようこの資料ご活用していただきたいと思います。(M)
目次
コメント