地域ネスト図鑑
カラフルバードいちのみや
私たちについて
カラフルバードいちのみやです。
いちのみやは、愛知県一宮市を拠点とし「子どもの多様な学びを考える会@いちのみや」という名前で活動をしています。
「読み書きが苦手な子どもがいる。でも、どこに相談したらいいのかわからない」
「読み書きが苦手だけれど、これが本人の努力不足なのか、特性によるものなのかわからない」
「学校ではタブレットが配られているけれど、読み書きサポートとしてどう使うとよいのかわからない」
そんな「わからない」を感じたとき、皆さんの地域に、頼れる場所はありますか?頼れる仲間はいますか?
【私自身の経験から】
現在は、放課後等デイサービスで児童指導員として働きながら、児童発達支援管理責任者を目指してOTJを受けています。
また、特別支援教育士、デジタルアクセシビリティアドバイザー、デジタル庁デジタル推進委員として、発達特性や読み書きの困難さ、ICTを活用した支援について学び、実践してきました。
そして、私自身も発達に凸凹がある子どもを育ててきた保護者です。
教育の経験、福祉の経験、障害児養育の経験、そしてICTの知識。
これらを組み合わせながら、子どもや保護者や支援者の「こんな方法もあるんだ」という選択肢を増やしていきたい。そんな思いで活動をしています。
ICTを「できるを増やす道具」に
現在、特に力を入れているのが、読み書きが苦手な子どもたちへのICT活用です。
一人一台端末が整備され、ICTは以前より身近になりました。しかし、「端末があること」と「自分に合った使い方ができること」は同じではありません。
文字を書くことが苦手なら音声入力、読むことが負担なら読み上げ機能、見えにくさがあるなら文字の拡大や表示の調整など、ICTの活用によって「学びやすさが変わる子ども」がいます。
そこで大切なのは、「ICTを使わせること」ではなく、「ICTを使うことで何が楽になるのか」を考えること。
そのために「読み書きが苦手な子どもたちのためのICTサポート体験会」を始めました。
体験会では、iPadなどのタブレットを実際に触りながら、読み書きをサポートしてくれる機能や便利なアプリなどを体験してもらいます。
「こんな機能があったんだ!」
「これならできそう!」
「授業や宿題に使えるかもしれない!」
そんな発見を通して、困りごとを「本人の努力の問題」と捉えるのではなく、
「環境を変える」「道具を変える」「方法を変える」
という視点に変えてもらえたらと考えています。


地域の「頼れる場所や相手」を見つけるために
また、地域の「頼れる場所や相手」を見つけるために取り組んでいるのが、
「いちのみや多様な居場所まとめ」
の作成です。
子どもが学校に行きづらくなったとき、子どもの発達に気になることがあったとき、
「どこに相談したらいいの?」
「学校以外に過ごせる場所はあるの?」
と悩む保護者は少なくありません。
一宮市内にも、支援機関、居場所、学習支援、フリースペース、親の会など、さまざまな活動があります。
そこで、地域にある「多様な居場所」の情報をまとめ、必要な人に届ける取り組みをしています。
大切にしたいのは、
「学校に戻るための場所」
だけではなく、
「その子が安心して過ごせる場所」
を見つけられること。
子どもによって、安心できる場所も、人との関わり方も、学び方も違います。その違いに合わせた選択肢が地域にあることが大切だと考えています。

教育×福祉×保護者×ICT
現在、福祉の現場でOJTを受けるなかで、教育とはまた違った視点から子どもの育ちを考える機会が増えました。
学校では「学習」や「集団生活」という視点で子どもを見ることが多くありました。
一方、福祉では「生活」「本人の強み」「家族の思い」「将来」といった、より広い視点で子どもを捉えています。
そこに、保護者として子どもの困りごとに向き合ってきた経験をプラス。
このように、
教育の経験 × 福祉の経験 × 障害児養育の経験 × ICTの知識
を組み合わせた支援や啓発活動を「強み」としています。
「いちのみや」を飛び出して
最近、ICTを活用した学びの選択肢を地域の外にも広げる活動もしています。
ご依頼があれば、道具一式を持って、体験会のお手伝いに行っています。
また、カラフルバードの地域ネスト向けの体験会を開催して、ICTを活用した支援についてより多くの地域の方に知ってもらいたいとも考えています。
全国の地域ネストが力をつけて、各地で体験会などを開催できるようになるのが、私の願いです。
さいごに
子どもと関わる大人が、
「もっと練習させなければ」
ではなく、
「この方法なら、この子は自分の力をもっと発揮できるかもしれない」
と考えられるようになる。
そんな視点を、少しずつ、地域に、全国に、広げていきたいと思っています。
子どもの学び方は、一つではありません。
その子らしく学び、その子らしく過ごし、その子らしく大人になっていける。
「こんな方法もある」
「こんなツールを使ってもいい」
「こんな学びの場を選んでもいい」
そんな選択肢が日本中で増えていくことを願って、これからも活動を続けていこうと思っています。
もっと知りたい
【特別支援教育士資格認定協会】
https://www.sens.or.jp
【デジタルアクセシビリティアドバイザー】
https://daa.ne.jp/
【デジタル庁デジタル推進委員】
https://www.digital.go.jp/policies/digital_promotion_staff

