「思っていることはあるのに、書くのが大変」
「計算を始める前の書き写しで疲れてしまう」
そんな日々の困りごとに、別の方法を探すヒントをくれるのが、なん先生のInstagram「なん/ディスレクシアの情報発信」です。
検査や学習法、ICT、合理的配慮など、読み書きの支援に関する情報を発信されています。今回は、子どもの学習を助ける道具づくりに注目して、3つの投稿をご紹介します。
支援者の方からは、AIでアプリをこうして作成できるという点でも、とても参考になると思います。
なん先生について
なん先生は、公認心理師・臨床心理士・臨床発達心理士として、読み書きに困難のある子どもの療育・支援に携わっています。
プロフィールによると、首都圏で活動中。保護者や支援者、当事者との交流や情報交換も大切にしながら、日々の試行錯誤を発信されています。


プロフィール出典:ご本人のInstagram、Threads
① 話したことを、読み返しやすい文章に「こえのノート」
なん先生作成、音声入力アプリ「こえのノート」の紹介です。
分かち書きや学年に応じた漢字への変換が示されています。音声で文章を入力できても、難しい漢字ばかりになると、子どもが自分で読み返しにくいことがあります。
「入力する」ところから、その後の「読む」ところまで考えたいときに、参考になる投稿です。

漢字の表記を、小学校1~6年まで調整したり、分かち書きをしたり、句読点を入れたりと、普通の音声入力よりもできることが多そうです。上記の画像は「はなす」で入力した結果です。
「くがつ」、と話したつもりが「9つき」になっています。直接、テキストでの入力も可能です。
なん先生は、内蔵辞書による分かち書きや句読点の処理には、間違いが出ることもあると説明しています。できることだけでなく、調整が必要なところも書かれているので、子どもと試すときに何を確かめたいかが見えてきます。
② 書き写しの負担に目を向ける「音声で作る筆算プリント」
筆算の問題を書き写すことを嫌がる、という相談をきっかけに作られたアプリが紹介されています。
音声で筆算プリントを作る仕組みで、小数点の位置をそろえることや、マス目の大きさ、桁ずれを防ぐ縦縞を調整できることなど、作成時の工夫が説明されています。

キーボード入力でも作成可能です。印刷ボタンを押せば、マスのサイズを決めてプリントを作成できるのは便利でs値!
計算のやり方を考える前に、問題をノートへ写す作業で力を使い切ってしまうこともあるかもしれません。この記事は、「計算」と「書き写し」を分けて考え、どこを道具で助けられるかを見直すきっかけになると思います。
③ 必要な言葉に合わせて作る「かんたん単語帳メーカー」
単語帳の作成、印刷、フラッシュカード化、データ保存ができるアプリの紹介です。以前は生成AIとPowerPointを使って作っていた単語帳を、アプリにした経緯も書かれています。

印刷すると、漢字の部分が大きくなります。
今学習している言葉や、繰り返し確認したい言葉に合わせて教材を用意できるのは、手作り教材のよいところ。
投稿には、低学年の子には枠が少し小さいと感じていることや、今後の変更を考えていることも書かれています。完成品の紹介だけでなく、子どもの使いやすさに合わせて見直していく過程も読めます。
上記3つのアプリは、Instagramのハイライトからチェックできますよ!
日々の気づきはThreadsでも
なん先生はThreadsでも発信しています。例えば、デジタル教科書を実際に使い、読み上げなどの機能に加えて、語彙の解説や漢字の確認といったワークに注目した投稿があります。
画像をめくって読むInstagramと、文章を中心に読めるThreads。読みやすい方から訪れてみるのもよさそうです。
「この子にはどうだろう」と考える入口に
今回の3つに共通しているのは、子どもの具体的な困りごとから道具を考えていること。気になる投稿を親子や先生と一緒に見ながら、「どこが楽になりそう?」「この表示なら読みやすい?」と話す入口になりそうです。
アプリの仕様や利用条件、対応端末は変わる場合があります。利用するときは、各投稿やプロフィールの案内で最新の情報をご確認ください。
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紹介ページ確認日:2026年9月26日