「読むのが苦手」
「書くのに時間がかかる」
子どもの様子をそう表すことはあっても、どこで困っているのかを言葉にするのは難しいことがあります。
そんなときに紹介したいのが、私設の支援室「DIVERSE・ダイバース」で子どもたちの支援に携わる、松浦千春先生のnoteです。
ことばや学習、特別支援教育について、短い学習動画やワークシート、支援を考える記事が掲載されています。今回は、読み書きに関わる3つのページをご紹介します。
松浦千春先生について
松浦千春先生は、発達支援を専門とし、私設の支援室「DIVERSE(ダイバース)」で子どもたちに関わっています。

言語障害児教育を専攻し、大学兼任教員や巡回する心理職などを経験。臨床発達心理士・公認心理師の資格を持っています。noteでは、ことばや学習の支援について、解説動画やワークシート、日々の活動を通して発信されています。
プロフィール出典:ご本人のnote・プロフィール
① 「読むのが苦手」を考える入口に「読むとは?」
学習動画シリーズ「IROIRO」の記事です。「なぜ読むの?」「文字を読むために必要な力」「文や文章を読むために必要な力」など、テーマごとに動画がまとめられています。読みが難しい様子の具体例を扱う項目もあります。

一口に「読めない」と言っても、子どもによって様子は違います。記事を入口に、「文字を読むところが大変なのかな」「文章の内容をつかむところで困っているのかな」と、普段の様子を少し丁寧に振り返れそうです。
動画は短い単位で見られ、視聴は無料と案内されています。まとまった時間をとりにくいときにも、気になるテーマから見始めやすいのがうれしいですね。

② 「書く」の中身を見つめる「書くとは?」
こちらも「IROIRO」の記事です。文字を書くために必要な力と、文や文章を書くために必要な力が、別のテーマとして並んでいます。「書きが困難とは?」「書きが困難な様子の具体例」といった項目もあり、無料で動画を視聴できます。
「書く練習を増やしたらよいのかな」と考えているときに、そもそも何をするのが難しいのかを整理する入口になりそうです。文字の形を思い出すこと、手で書き表すこと、伝えたい内容を文章にすること。子どもの様子を見ながら、気になる項目を選んでみてください。

家庭で気づいたことを先生に伝えるときも、「書くのが苦手です」に加えて、どんな場面で手が止まるのかを話せると、相談のきっかけが増えそうです。
③ 会話しながら取り組む「ことばのワークシート・動物編」
「やりとりしながら進める『ことばのワークシート・1-10・動物編』」では、短い説明文を読んだり聞いたりしながら取り組む教材が紹介されています。公開部分の説明では、内容について答えるほか、言葉の意味を考える、指定された言葉で文を作る、短くまとめるなどの課題が案内されています。

パンダやキリンなどの動物を題材にしているので、子どもの興味から入りやすそうです。「この言葉、どんな意味だろう」「自分ならどう説明する?」と、大人も一緒にやりとりする時間にできそうだと感じました。
記事の公開部分には解説PDFがあり、ワークシート本体のダウンロードは有料部分に含まれています。購入前に解説を読み、取り組みたい内容や子どもに合うかどうかを確かめられます。料金と利用条件はリンク先でご確認ください。
気になるテーマから、少しずつ
松浦先生のnoteには、このほかにも、ことばの発達や支援の考え方に関する記事があります。まずは無料の学習動画から、今気になっているテーマを一つ選んでみるのもよさそうです。
読み書きのどこで困っているのか、どんなやりとりなら取り組みやすいのか。子どもの様子を思い浮かべながら読むことで、家庭や学校で話し合うヒントを見つけられるnoteです。
紹介ページ確認日:2026年10月10日
その他 松浦千春先生のSNSやご著書など
DIVERSE・ダイバース ことばの発達支援・学習支援室
普段はダイバースの個人事業で読み書きに困難のあるこどもたちへの指導をされています(オンライン含む)

ちよだ・子どものアセスメント研究会(CLAP)
ちよだ・子どものアセスメント研究会(CLAP) にも関わられています。
各種読み書き・言語に関するアセスメントやセミナーなどを行っています。

松浦先生のご著書