小・中間の引継ぎの重要性が感じられる事例です。
| 困り感 | 読み, 書き, 不注意 |
| 診断名 | LD(学習障害), ADHD, ASD |
| 学年 | 中1 |
| 自治体 | 神奈川県 |
| 本人は配慮についてどう思っていますか? | 自分から配慮は求めたが、ズルだと思われないか気にはなっているようです。 |
| 実施された環境調整 | |
| 実施された個別の合理的配慮 | タブレットを使ってノートテイクしてよい デジタル教科書の使用, 連絡帳のデジタル化 板書の写真撮影を好きな時にしてよい タブレットの使用と手書きと選択できる環境がある 作文の作成はWordなどタブレットを使用しても手書きでもよい テストの回答はひらがなでも丸をもらえる ルビ振り, 時間延長, 読み上げ補助 定期試験の記述問題の口頭での回答、定期試験の英語の読み上げ 漢字の書きを読みの問題に変更、記述問題を選択式に変更 |
| 配慮の実施のために診断書や医師からの意見書を求められましたか? | 求められていないが、提出した |
| どのようにして配慮されるようになりましたか? | 2025年4月に小6に進級してから就学相談に行き、教委担当者のアテンドで親子で中学校の見学にいった。 小6(2026年)2月~3月に中学校と面談(支援級担当者2名、校長、教委)、ルビふり(黒板、テスト、配布物)読み上げ、デジタル教科書の使用を要望したが、他のお子さんの対応があるため無理だろう、デジタル教科書はこれまで使っていないため教委に持ち帰る、となった。 小学校支援級担任に中学校の対応を伝え、本人を含めた面談に同席してもらえないかを依頼し、入学式直前の学校営業日に面談がかなった。2026年度から中学校の支援級担当者が交替し、面談時前任者とは全く違う対応だった。 知的な遅れはないこと、支援があれば学べるため、支援をしてほしいということをその面談で伝え、本人からもルビふりと読み上げの希望を伝えた。 2026年4月の入学式のクラス発表の生徒の名前にはすべて手書きでルビが振ってあった。 デジタル教科書は公費で購入し使用できることになった。 定期テスト前にはどのような配慮があればよいか、支援級担任、本人、母親で面談をし、ルビふり、別室受験、テストの読み上げ、試験時間の15分延長、記述でなく口頭での回答、記述でなく選択式、漢字は読みで、という配慮を希望し、おおむね対応してくれました。 |
| その他 | 小学校から中学への引継ぎが、学校で学習を継続するキモだと思った。中学校の配慮の有無、環境調整の有無は、その先の進路に直結するため、適宜柔軟に修正することが必要だと感じる。 入学直前~定期試験についての窓口は支援級の担任が引き受けてくれており、学校内での情報共有も割と丁寧にしてくれている印象ではあるが、教科担任によっては発達の特性について本質的な理解がなく、方法論としての対応になっている教科もある。教諭の当たりはずれという言葉は使いたくないが、実際には当たりはずれにかかっている、と思わざるを得ない。 合理的配慮で対応すれば解決ではなく、教育とは、学びとは、ということを保護者と学校がお互いに考え方を確認することを抜きに、対応を求めることは場当たり的なものになる、と感じる。 |
| この情報の確認時期 | 2026年 |
引き続きデータバンクへの情報提供を募集しています。些細なことでもいいですので、ぜひ情報提供へのご協力をお願いいたします。