京都府での合理的配慮事例です。小学生時代から学ぶ方法を試行錯誤し、現在は高校生になった事例です。
| 困り感 | 読み, 書き, 算数 |
| 診断名 | LD(学習障害) |
| 学年 | 高3 |
| 自治体 | 京都府 |
| 本人は配慮についてどう思っていますか? | 自分から配慮してほしいと希望している |
| 実施された環境調整 | どの子もタブレットを使ってノートテイクしてよい 連絡帳のデジタル化, 板書の写真撮影を好きな時にしてよい タブレットの使用と手書きと選択できる環境がある UDフォントなど読みやすい工夫のされた文書の提供 |
| 実施された個別の合理的配慮 | 漢字50問テストは事前に問題配布 タブレットを使ってノートテイクしてよい デジタル教科書の使用, 連絡帳のデジタル化 板書の写真撮影を好きな時にしてよい タブレットの使用と手書きと選択できる環境がある 作文の作成はWordなどタブレットを使用しても手書きでもよい テストの回答はひらがなでも丸をもらえる テストの回答の文字の軽微な間違えでも内容があっていれば丸をもらえる。 漢字のトメハネハライや丁寧さは注意をされない シャープペンシルの使用, ルビ振り, 時間延長, 読み上げ補助, テストのPC回答, フォントの指定 |
| 配慮の実施のために診断書や医師からの意見書を求められましたか? | ご理解いただきやすいように、医療機関の意見書の内容を、常に学校と情報共有しました。 |
| どのようにして配慮されるようになりましたか? | 小学校1年生の頃から、学校とは子どもの様子や学習障害について継続的に情報共有を行ってきました。支援方法については、家庭で試行錯誤を重ねながら、iPadでのノートテイクやPC使用方法などを検討し、本人が自立して使えるようになってから学校へ導入の相談を行いました。 中学校からは定期テストでもICT機器を使用しています。学校側も、「どのような配慮が必要なのか」「どのように運用するのか」を、具体的にイメージしにくいため、導入前に本人が使用している様子を見ていただきながら、少しずつ理解を共有していきました。 最初は授業中や定期テストでのiPad使用(計算機含む)から始まり、その後、PCでの音声読み上げ機能の使用、タイピング解答へと段階的に広がっていきました。 一方で、受験時には教育委員会や高校側へ配慮内容を説明し、理解を得る過程に困難がありました。特に、申請時期や対応部署に関する情報や前例が少なかったため、家庭で調べながら、直接教育委員会や高校へ説明を行う必要がありました。 その際には、普段の授業や定期テストで継続的に行っている配慮内容について、中学校が「個別の指導計画」として整理してくださっていたものを、継続的な配慮の資料として提出いたしました。また、医療機関の診断書についても、具体的な配慮内容を記載したものを取り直しました。 |
| その他 | どのお子さんも、早い時期に自分に合った「学べる方法」とつながり、安心して学校生活を送れるようになってほしいと願っています。 本来は「合理的配慮」というより、それぞれの子どもに合った学び方を選べることが、自然である環境になってほしいと感じています。 |
| この情報の確認時期 | 2026年 |
引き続きデータバンクへの情報提供を募集しています。些細なことでもいいですので、ぜひ情報提供へのご協力をお願いいたします。