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【イベント報告】LDのある子どもの学び方の理解と合理的配慮

日時 2026年3月15日(日)

場所 オルガホール(岡山市)
   *オンライン、オンデマンド配信あり

Peatix
カラフルバード主催勉強会「LDのある子どもの学び方の理解と合理的配慮」【オンライン参加あり】 ~カラフルバード主催勉強会「LDのある子どもの学び方の理解と合理的配慮」【オンライン参加あり】~ 🦜LDとは、というお話から、子どもたち一人ひとりが、自分自身のやり...
目次

「合理的配慮をどう実現する?」
〜LD・読み書き困難への理解とICT活用を学ぶ講演会

岡山会場とオンラインあわせて130名ほどの皆さんにご参加いただきました。

また、1ヶ月間のアーカイブ配信では90名近くの方々にご登録いただきました。

実際に、どのような合理的調整・合理的配慮がなされているのか、そしてそれをどのように実現していくのかについて、多くの方が強い関心を寄せてくださっていることを改めて感じました。

合理的配慮は、制度として整えるだけでなく、一人ひとりの学び方や困りごとに向き合いながら、現場の中で具体的に考え、実践していくことが大切だと感じています。今回の会が、そのための情報共有や対話のきっかけになっていれば嬉しく思います。

竹内Dr.、内田さん、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

これからも情報を共有しながら、社会の中で、誰もが学びやすく暮らしやすい方法を得られますように、協力し合っていけたらと思います。

お話の内容を短くまとめました。

竹内章人Dr.のお話

限局性学習症(LD)について、認知特性の視点から、読み書きの困難がどのように生じるのかを脳の働きに基づきながらわかりやすくお話しくださいました。

読みの困難には、注意機能、視覚認知、音韻処理など、複数の機能が関わっており、どの部分に弱さがあるかによって困難の現れ方も異なります。書きにおいても、文字の認識、記憶、想起、運動の統合など多くの過程が必要になります。

そのため、単なる努力不足ではなく、一人ひとりの認知特性に応じて読み書き困難の背景を理解し、支援していくことが重要であることを学びました。

また、認知的負担を軽減しながら、子どもたちが本来もっている「考える力」を最大限発揮できる環境整備の方法(拡大プリントの使用、選択式での解答、ICT活用など)について具体的にご紹介くださいました。

内田佳那さんのお話

LD等により読み書きに困難のある子どもの学びを支えるために、ICTを活用した合理的配慮をどのように進めていくかについてお話しいただきました。

はじめに、当事者が感じている「読むこと」「書くこと」の困難さや、学校の中にあるさまざまな社会的障壁(音読文化や書き写し中心の授業など)を整理していただきました。障害を個人の中だけにあるものとして捉えるのではなく、環境との関係で生じるものとして捉える社会モデルの視点をご紹介いただきました。

その上で、ICTを活用した合理的配慮を進める際には、①学びの目的を明確にする、②多様なICT手段を知る、③実際に試して比較する、④無理のない形から導入する、という4つのステップを具体的にご紹介いただきました。

読み上げや音声入力など、複数の方法を柔軟に使い分け、本人の主観を大切にしながら試行錯誤を重ねること。そして、家庭・学校・支援者が連携しながら、子どもにあった学び一緒に探していくことの重要性を学びました。

千田光恵
によるお話


岡山県内の事例をもとに、学校における合理的配慮の実際を紹介しました。

読み書きや注意の困難をもつ子どもたちに対し、ICTの活用、読み上げ支援、拡大教材、ひらがな解答、柔軟な採点法、連絡帳のデジタル化など、岡山県内でもさまざまな支援が実際に行われています。

また、こうした支援を進めるためには、本人の思いを大切にしながら、保護者や学校と対話を重ねること、必要に応じて診断や情報共有を行っていくことが重要です。学校の環境や教師の理解によって、合理的配慮の実現のしやすさが大きく異なることも実感してきました。

ICTの活用は、学習の効率を高めるだけではなく、子どもたちが自分で学べる力を支える手段となります。大切なことは、一律の方法に当てはめるのではなく、一人ひとりに合った方法を、前向きで建設的な対話を通して試行錯誤しながら見つけていくことです。そして、子どもたちが安心して学べる環境を整えていくことの大切さを共有しました。

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