読み書きに詳しい支援者の方の存在が心強い事例です!
| 困り感 | 読み, 書き, 不器用さ, 不注意 |
| 診断名 | LD(学習障害), ADHD, ASD |
| 学年 | 中3 |
| 自治体 | 埼玉県上尾市 |
| 本人は配慮についてどう思っていますか? | 自分から配慮してほしいと希望している |
| 実施された環境調整 | |
| 実施された個別の合理的配慮 | 時間延長, 拡大したものの使用 |
| 配慮の実施のために診断書や医師からの意見書を求められましたか? | 求められていないが、提出した |
| どのようにして配慮されるようになりましたか? | 中学校の定期テスト(国語・英語)では、中2から問題と解答用紙の拡大を実施していただきました。中3になり時間延長を要望したところ、校長・学年主任・担任から難色を示され、一度は断られました。 そこで、小学校からお世話になっている、民間の読み書き支援教室の方に同行をお願いし、市の教育委員会に伺い、第三者として現状や配慮の必要性についてお話しいただきました。その結果、翌週には許可が下りました。なお、持参した診断書はその場で返却されました。 公立高校入試に際しても時間延長を希望したため、中学校および志望校の校長と事前に面談を行いました。結果、「入試においてのみ」という条件付きで合理的配慮が認められました。 その後の大学入試を見据え、高校の定期テストでも時間延長を希望し入学前から依頼していましたが、入学式当日に別室へ呼ばれ、再び難色を示されています。 学校側からは「中間・期末テストはひとまず様子を見たい」と伝えられており、引き続き配慮の実現に向けて交渉していく予定です。 進学先は県立の定時制高校で、多様な背景を持つ生徒が多い環境です。中学時も同様でしたが、時間延長に対しては特に抵抗感が強い印象を受けます。副校長に理由を尋ねたところ「他の生徒から『ずるい』といった指摘が出る可能性がある」とのことでした。配慮の趣旨を考えると、納得のいく回答ではありませんでした。今後も根気強く交渉を続けていく必要があります。 |
| その他 | 状況を断片的に考えるのではなく、その先の流れも予測していくべきだと思います。 そして、早めの行動が重要だと感じました。校長に知識や理解があり、かつ実績のある学校はともかく、そうでない場合は「検討」とされたまま時間ばかりが過ぎてしまいます。 当たり前の権利を使うことは、何ら恥じることでもずるいことでもありません。正当に主張できるものですから、自信を持っていいと思います。 息子の場合は、読み書き支援教室の方から国内外の状況を踏まえた情報や、第三者から見た配慮の必要性などを総合的に判断してもらえたことで、自信を持って配慮を主張することができました。 また、早期に読み書き障害に気づけたこと、そして学習面だけでなくメンタル面(親子共に)の支援をいただけたことが、高校進学を実現できたカギとなりました。 親としては、定型発達のお子さんを持つお母様方とは話が合わないことが多く孤立しがちでしたが、読み書き支援教室の方々と話せたことは、その後の人生が変わるほどの力になりました。 本人にとっても、自分を理解してもらえる「第二の家」のような場所になっており、信頼できる大人がいることは大きな「お守り」になっているはずです。高校進学後も18歳まで継続して通う予定です。 自分で決めた進路を、夢も現実もしっかりと掴んだまま、自分を持って突き進んでほしいと願っています。 |
| この情報の確認時期 | 2025年〜2026年 |
引き続きデータバンクへの情報提供を募集しています。些細なことでもいいですので、ぜひ情報提供へのご協力をお願いいたします。