東京でも福祉に手厚い自治体在住の小5の子への配慮の詳細です。
| 困り感 | 読み, 書き, 不器用さ, 不注意 |
| 診断名 | LD（学習障害）, ADHD, ASD, DCD（発達性協調運動障害） |
| 学年 | 小５ |
| 自治体 | 東京都国立市 |
| 本人は配慮についてどう思っていますか？ | 配慮されていることに気付いていない, 自分から配慮してほしいと希望している |
| 実施された環境調整 | 漢字50問テストは事前に問題配布, 連絡帳のデジタル化, ・通級教室が市内他校にあるとき、市よりタクシー利用料の助成がある （始点終点は学校、家、学童が選べる） ・新1年生全員にリーディングトラッカーが配られる（市全体か、うちの学校だけかは不明） ・のこぎりを使ったり音が出る授業の時間にイヤーマフ型のノイズキャンセラーが設置され、誰でも自由に使って良い |
| 実施された個別の合理的配慮 | 席の指定, 漢字50問テストは事前に問題配布, タブレットを使ってノートテイクしてよい, デジタル教科書の使用, 連絡帳のデジタル化, 板書の写真撮影を好きな時にしてよい, タブレットの使用と手書きと選択できる環境がある, 作文の作成はWordなどタブレットを使用しても手書きでもよい, テストの回答はひらがなでも丸をもらえる, テストの回答の文字の軽微な間違えでも内容があっていれば丸をもらえる。 漢字のトメハネハライや丁寧さは注意をされない, 定規の使用, 補助具の持ち込み（遮光眼鏡、カラーバールーペ、リーディングトラッカー等） |
| 配慮の実施のために診断書や医師からの意見書を求められましたか？ | 求められていないが、提出した |
| どのようにして配慮されるようになりましたか？ | 小３ 【お願いして許可された配慮】 お願いは面談でしました。担任と学習サポーターと三者面談でした。 ・漢字50問テストを読みのテストに変更してもらう （学校の成績の都合で書きのテストも必須のため、書きのテストと読みのテスト両方受けることになる。） ・漢字の宿題量を減らしてもらう（一文字につき大きく3回書けばOK） 小４ 【お願いしたわけではなく、担任が考えてしてくれた配慮】 ・音読を当てないでもらえる ・ひらがな回答でも◯ ・国語以外は意味があっていたら軽微な間違いは◯ 例えば、算数の「直角三角形」→「ちょかくさんかつけー」でも◯ ・クラス全体の環境調整で、漢字の宿題量を2段階から自由に選べる（第1段階は全員必須、第2段階はやりたい人だけ） ちなみに、算数の宿題も2段階で自由に選択できました（計算20問の宿題のうち、10問までは必須、残り10問はやりたい人だけ） 【お願いして許可された配慮】 年度初めに連絡帳でお願いしました。その場でやりましょう、と言ってくださり決まりました。 ・漢字50問テストを読みのテストで行ってもらう ・絶対に忘れられない持ち物のときは、連絡帳書けたか確認してもらう（学期で2〜3回ぐらい） 小5 【お願いしたわけではなく、担任が考えてしてくれた配慮】 ・音読宿題の手助けのため、デイジー教科書の案内と利用許可 ・音読を当てないでもらえる ・ひらがな回答の許可 ・国語以外は意味があっていたら軽微な間違いは◯ ・漢字の宿題は、学年はじめに担任から本人にどこまでならできるか訊いてくれ、本人の意思を尊重してくれた ・漢字50問テストを読みのテストで行ってもらう 【お願いして許可された配慮】 連絡帳でお願いしました。運用の細かいことは電話や面談で。基本的にやれることはやってあげましょう、というスタンスで困ることはありませんでした。 ・夏休みの自由研究をパソコンで作成する許可 ・ギガ端末クロムブックでの授業ノートテイク ・ギガ端末クロムブックに合うタッチペンの持ち込み ・ノートテイク用の個人iPadの持ち込み（学校のWi-Fiには接続不許可） ・授業で使うプリントのPDF配信（著作権で全て配信は難しいけれど、概ね許可いただきました） 【お願いして許可されなかった配慮】 ・ギガ端末でOneNoteの使用許可 （学校は許可してくれましたが、安全上の理由により教育委員会より不許可になりました） |
| その他 | 福祉に手厚い市と言われるだけあってか、とてもスピーディーに様々な配慮をいただけていると思います。学校側の理解もかなりあり、一緒に良い方法を探しましょうと協力してくださる姿勢で本当に助かっています。 |
| この情報の確認時期 | 2022年〜2024年12月現在 |