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特殊音節

特殊音節とは、ひらがな・カタカナの場合に、文字と音が1つずつ対応していない、言葉の頭に来ることのない音のことです。「きゃ、きゅ、きょ」などのねじれる音、「きって」などの小さい「っ」、「おかあさん」などののばす音、「しんぶん」などの「ん」の音。
特殊音節には「拗音」「促音」「長音」「撥音」の4つがあります。

拗音(ようおん)

ねじれる音。
「きゃ」「きゅ」「きょ」「ひゃ」「びゃ」「ぴゃ」など。
拗音は、日本語の1音節が仮名2文字で表されるものでの、ヤ行の小文字を使って表記する。
「き」「ぎ」「し」「じ」「ち」「に」「ひ」「び」「ぴ」「み」「り」の11の音に、それぞれ小さく「や」「ゆ」「よ」を加えて書き表す音節のこと。
⇔直音。

促音

つまる音「っ」
「きって(切手)」「はっぱ(葉っぱ)」「マット」などの真ん中の「っ」とつまる音のこと。
語の中にあって、カ・サ・タ・パの各行の音の前で「っ」とつまった音になるもの。
「っ」「ッ」と小さく書いて表す。
また、感動詞や擬声語などでは、「あっ」「きゃっ」のように、語の最後に現れることもある。

長音

のばす音。
「おかあさん」の「あ」、「おにいさん」の「い」、「くうき」の「う」、「おねえさん」の「え」、「こおろぎ」の「お」(これは例外)など。
母音ぼいんを長くひきのばす音。
カタカナの場合には「-」で表記をする。

細かくは、文化庁により以下のように定められています。

第1 ア列長音は,ア列のかなにあをつけて書く。
第2 イ列長音は,イ列のかなにいをつけて書く。
第3 ウ列長音は,ウ列のかなにうをつけて書く。
第4 エ列長音は,エ列のかなにえをつけて書く。
第5 オ列長音は,オ列のかなにをつけて書くことを本則とする。

引用:文化庁

ただし、第五の「お」については特例があり、以下の単語は覚える必要があります。
しかし、小学生が覚える必要のある例外は以下の約20ほどです。

おおかみ・おおやけ(公け)・こおり(氷)・こおろぎ・ほお(頬)・ほのお(炎)・とお(十)・いきどおる(憤る)・おおう(覆う)・とおる(通る)・とどこおる(滞る)・もよおす(催す)・いとおしい・おおい(多い)・おおきい(大きい)・とおい(遠い)・おおむね・おおよそ・おおらか

撥音

「ん」のこと。
「しんぶん」「しゅんぶん」「まなんで」「みなさん」のなどの「ん」のこと。

(M)







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