小学6年生の男の子のケースです。
困り感 | 読み, 書き, 算数 |
診断名 | LD(学習障害) |
学年 | 小6 |
自治体 | 茨城県水戸市 |
本人は配慮についてどう思っていますか? | 自分から配慮してほしいと希望している, 場面によって配慮して欲しいこと、頑張りたいことが違うので、その都度ヘルプを出して良いことにしている |
実施された環境調整 | 席の指定, 連絡帳のデジタル化, UDフォントなど読みやすい工夫のされた文書の提供 |
実施された個別の合理的配慮 | 板書の写真撮影を好きな時にしてよい, タブレットの使用と手書きと選択できる環境がある, 作文の作成はWordなどタブレットを使用しても手書きでもよい, テストの回答はひらがなでも丸をもらえる, テストの回答の文字の軽微な間違えでも内容があっていれば丸をもらえる。 漢字のトメハネハライや丁寧さは注意をされない, 板書の写真の提供, ルビ振り, 読み上げ補助, テストのPC回答, 漢字テストの選択制、 口頭回答可、 算数テスト計算途中が書けなくても答えが合っていれば口頭で計算方法を聞き取り考え方が合っていれば〇 新聞や作文作成時の音声入力または代筆可、 宿題ドリルのノートを使いやすいモノにする。 夏休みなど長期休暇時の宿題の配慮(本人のやり方、出来る範囲で可) |
配慮の実施のために診断書や医師からの意見書を求められましたか? | 病院で検査をしていないため医師の診断書や意見書はなし。 関連NPOのアセスメント書類や、筑波大学の教育相談に通っているため大六先生の意見書や検査所見を提出。 学校側からは特に求められていないが、最初申し出た時に対応がいまいちだったので、書類を提出。 |
どのようにして配慮されるようになりましたか? | 小3時最初LDについて知ってはいるけれど前例がなく、市内に専門的にわかる教員はいないので家庭で頑張って!と言われる。 その後小4時に校長がかわり、理解のある校長だったため意見書など提出した所、LDは支援級にはならないけれど本人保護者の希望があれば、通常級で出来ることは通常級で、難しいことは支援級で同じLDの子達とそれぞれに合わせて学ぶことになる。 市内にLD通級が無かったため、行政に要望書の提出など活動、教員の研修会、保護者の勉強会など行い、学校側の協力もあり、小5時に通級教室開設、自校通級開始。 校長が前向きなため校内の連携も取りやすく、校内の勉強会などもしてくれていたため担任外の先生方の理解も増えた。 今度中学に進級するにあたり、市内中学校に通級がなく、同じく小学校で通級支援を受けている児童の行き場が無いことから、中学校への協力依頼、行政への要望書提出など働きかけ、新年度中1時、中学校へ通級開設が決まり、今引き継ぎ等お願いしているところです。 中学校は未知のため、これからどんなことがあるのか不安ではありますが、出来ることをやっていこうと思います。 合理的配慮の申し出や、やり取りですが困り事が発生した時すぐに担任or特別支援コーディネーターに連絡、協議の場をもうけてもらい考えられるサポートを保護者側学校側双方から持ちより、何が本人に合っているか?等話し合って採用してきました。 何か学校側の都合で却下となる場合には、「では出来ることは何ですか?」と必ず代案を出して貰うようにしていました。 |
その他 | |
この情報の確認時期 | 2023年 |
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