おことわり!
LDの状態は多種多様で、誰一人同じ状態はありません。こちらで紹介するのは、あくまでも「うちの子」の場合の学び方です。ご自分のお子さんにぴったり合う方法ではないことの方が多いと思いますが、学び方の一つの選択肢としてご紹介します。「多様な学び方がある事を知るきっかけになってもらえれば」、「学び方の引き出しが1つでも増えれば」と思って運営しています。その点をご了承のうえ、あくまで参考程度にお読みください。
この記事では、フォントの変更について、Lの実践を交えてご紹介します。
見えやすいフォントは人それぞれ、成長とともに変わることも
いろいろ試してみる 例えばどんなのがある?
自分にあったフォントがわかると楽になるよ

息子が小学生時代、中学受験の配慮を検討する際にゴシック体がいいのか教科書体がいいのか検討したことがあります。その時は息子にとって教科書体とゴシック体は同じ文字と認識ができていないため、普段教科書を見るときに使っている教科書体での配慮申請をお願いしました。
フォントの話とずれますが、縦書きで覚えたものが横書きで問題が出されると同じ文字と認識できなかったです。



息子が中学生時代、明朝体のフォントのテストは見ていると角が目に突き刺ささり目が痛くなる感じがして読むのことに苦労していました。歴史が好きで知識豊富な息子ですが社会のテストはずっと明朝体であり問題文を最後まで読みきれず65〜70点になってしまっていました。ゴシック体への変更配慮希望をずっとお願いしていました。中学3年の2学期末内申に関わる最後のテストでやっとゴシック体のテストになりました。息子は問題文を始めて最後まで読みきれたそうです。そしてテストは86点。もっと早く書体を先生が変えてくれていれば、、、と息子が悔しそうにしていたのを思い出します
子どもは成長とともに見やすいフォント、欲しい配慮は変わります。
試す
まずは以下のいろんなフォントで書かれた文章で違いを見てください


- 子ども向けの自分にあったフォントが探せるサイト
合理的配慮としてフォントの変更をお願いするには
見えやすいフォントは人それぞれ、成長とともに変わることも
伝える
学校でUDデジタル教科書体が提供できない場合もあります。
実際授業で使っているフォントはもっとたくさんありますね
どうでしょうか?その中でもなにがあっているのかわかっていると先生に頼むやすくなりますよ
普段先生が使っているフォントやレイアウトで見えやすかったものをお伝えしていくといいですよ。
UDにこだわる必要はあるのか?
◎UDデジタル教科書体が必ずしも合うお子さんばかりではありません。
読みの困難さがある子には
明朝体たど文字の角の三角の部分が目に突き刺さるようで痛いと言う方もいますが、
明朝体が読みやすい方もいます。
(知的障害者と ASD を併せ有する人が読みやすいと感じる書体の違い,2020工藤)
視覚障害の人はMS ゴシックやHG 丸ゴシックなど、あまり太くないゴシック系を好む場合もあります。
(視覚障害学生の読みやすい文字について.2009筑波技術大学テクノレポート )
試してみることが大切。
◎UDフォントの種類はたくさんあります。
UD明朝体というものもあります。
UDフォントにしてくださいとお願いすると、見えずらさがよくならないものを提供されることがあります。
頼むときはいくつか候補を挙げて頼みましょう。
レイアウトを変えてみよう
フォントよりレイアウトや見せ方で変わる子もいるよ
◎フォントだけ変えればいいのか?
行間や字詰め具合によって見えやすさが変わることが多いです。
太字や細字、小さくしたら文字が潰れて見えない文字もある。
太字にするだけで読みやすくなる。行間が狭いと文字が重なって見えてしまう。そんな子もいます。
配慮として拡大コピーをお願いしている人の中には行間がある程度欲しいから拡大をお願いしている方もいるのです。
レイアウトも確かめましょう。
見やすいフォント、行間、サイズなどをフォーマットにしておくと楽になります。
見えやすいからと言って、全てがデジタル教科書体がいいのか?メリハリが無いと分からなくなりますね。
プリントではなくパソコン画面なら白黒反転でも変わります。
紙の上にカラーフィルターを載せると見えやすくなる子は、PCでタイピングする時も後ろにカラーを入れておくのもいいですよ。
カラーのテキストがつらい子がいます、2色のテキストが合う子もいる。比べてみましょう。
環境調整を変えながら見えやすいフォントを探しましょう。
フォントを変えても読めない
見えづらい理由は本当にたくさんある。
◎読みづらい、見えづらい理由が視覚認知の問題の場合もあるのでフォントを変えてもダメなこともあるでしょう。
そもそも文字から音にかえることに困難さがあるのなら比べるどころじゃない 。
文字と形に認識が難しい、細部に目がいってしまいわからなくなる。
学んだときのフォントと極端に違うフォントだと同じ文字だと判別できない方もいます。
フォントよりも光過敏の方が強く、紙の色を調節することの方が楽になる方もいます。
見るのが辛い場合はいろんな視点から調べて試してみましょう。
byL