中1男子のケースです。
困り感 | 読み, 書き, 不器用 |
診断名 | LD(学習障害)、 ASD、DCD(発達性強調運動障害) |
学年 | 中1 |
自治体 | 兵庫県尼崎市 |
本人は配慮についてどう思っていますか? | 自分から配慮してほしいと希望している。 |
実施された環境調整 | 席の指定 デジタル教科書の使用, 板書の写真撮影を好きな時にしてよい タブレットの使用と手書きと選択できる環境がある, UDフォントなど読みやすい工夫のされた文書の提供 |
実施された個別の合理的配慮 | 席の指定 タブレットを使ってノートテイクしてよい デジタル教科書の使用, 連絡帳のデジタル化 板書の写真撮影を好きな時にしてよい タブレットの使用と手書きと選択できる環境がある 作文の作成はWordなどタブレットを使用しても手書きでもよい 時間延長 拡大したものの使用 テストのPC回答 フォントの指定 漢字の問題は4択 |
配慮の実施のために診断書や医師からの意見書を求められましたか? | 求められていないが、提出した。 |
どのようにして配慮されるようになりましたか? | 4月で中2になります。小学校4年生の時、まだギガスクール構想の前でした。学校でiPadを使いたいのでどうしたらよいか考えました。デジタル教科書は文科省が認めているので、まずデジタル教科書を使う=タブレットを授業に持ち込めるのでは?と考え、校長に相談しました。また鉛筆で字を書くのは難しいけど、キーボード入力なら書けるので、キーボード入力で字を書きたいと伝えました。その時に病院の『ディクレシアのためタブレット使用などの合理的配慮が必要』と書いた意見書も渡しました。それと同時に、市の教育委員会に学校でタブレットが使えるようにご理解をいただけるようにメールを出しました。 |
その他 | 今は息子の高校入試でタブレット使用許可をもらえるように、私立と公立のオープンスクールに行って個別相談したり、県の教育委員会に理解を求めるメールを送ったりしています。通ってる学校や、住んでる地域で配慮の格差が大きい点が課題だと思います。 広島県や長野県は高校入試でタプレット使用が配慮申請の例として明記されています。 |
この情報の確認時期 | 2023年3月 |