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「は」と「を」などの件

おことわり!
LDの状態は多種多様で、誰一人同じ状態はありません。こちらで紹介するのは、あくまでも「うちの子」の場合の学び方です。ご自分のお子さんにぴったり合う方法ではないことの方が多いと思いますが、学び方の一つの選択肢としてご紹介します。「多様な学び方がある事を知るきっかけになってもらえれば」、「学び方の引き出しが1つでも増えれば」と思って運営しています。その点をご了承のうえ、あくまで参考程度にお読みください。

「は」と「わ」、「お」と「を」、「し」と「ひ」についても定着まで時間がかかりました。
1年生の時に習った時のテストでは満点を取ってきていたので、まさか分かっていないとは思っておらずだったんですよね…。習った直後ならできていたタイプって一定数いると思います。やはり日々の観察が大事ですね。

うちの子の場合、専門家の方々がよく言われるような、いわゆる「くっつきの は」はできていたのですが、単語の中の「は」や「わ」に混乱していました。

たとえば、
さそわれて → さそれて
思われて → 思れて
(今更ながら気づきましたが、名詞だけでなく、動詞の活用の「わ」に混乱していたんですね…)

「を」と「お」の例の実際がちょっと今思い出せず、ごめんなさい。
でもこれも単語の方で間違ってたのです…
「あおぐ→あをぐ」みたいな感じ。

「し」と「ひ」は
ほけんしつ → ほけん

こんな感じです。


で、我が家、ディスレクシアだと私が思い始めたのが3年生の時で、その時相談していたSCさんからタイピングの練習をすすめられており、3年生の2学期から毎日タイピング練習がてら1行日記や新聞記事の一文*をiPadで書かせていました。

それで、タイピングを通して、うまく変換できない。

この経験で本人は少しずつ自分で気づいて学んでいきました。
実際に文字で書いているところを指摘されるよりうちの子にとっては断然いい方法でした。
ポイントは

人に指摘されないですむ!
機械に気付かされるだけ!
修正もタブレットなので簡単!

うちの子はこの方法で少しずつですが、正確性を身に着けていけました。
他にも方法はありますが、とりあえずうちの子の場合はこれでした!

余談ですが、九州人の私にとって、「を」って「o」ではなく、「wo」と発音するので、全く別物の表記だという認識だったんです。なので、うちの子にもこの話をして、全然別の文字で発音なんだし、という話もしていました。また、タイピングの時には否応なしに「を」と表記されるには「wo」と押さなければならないため、その違いはより分かりやすい機会となったかもしれません。どれが響いたかはわかりませんが、定着はしていきました。(M)

*新聞記事はこども新聞の一文でした。自分の語彙範囲でない単語や言い回しを書く経験にもなればと思ってやっていました。また、本人も作文が苦痛でしたので、文章の視写の方を好んでしてました。

by M

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