大学入学共通テストの配慮申請をした方からの報告です。申請までに必要な検査などがあるため、準備時間を意識しながら申請をする必要がありますね。
困り感 | 読み, 算数, 視覚過敏などの過敏 |
診断名 | LD(学習障害), ADHD, DCD(発達性協調運動障害), APD/Lid(聴覚情報処理障害/聞き取り困難) |
学年 | 高校3年 |
自治体 | 東京都北区 |
本人は配慮についてどう思っていますか? | 自分から配慮してほしいと希望している |
実施された環境調整 | 授業前にスライド資料が配布されることが増えた |
実施された個別の合理的配慮 | 板書の写真撮影を好きな時にしてよい 時間延長 補助具の持ち込み(遮光眼鏡、カラーバールーペ、リーディングトラッカー等) まぶしさのため定期考査は別室で電気を消してテストを行ってもらった。 |
配慮の実施のために診断書や医師からの意見書を求められましたか? | 大学入学共通テストの配慮申請に伴い検査をできる限り行い、診断書他の書類を大学入試センターへ提出する必要があった。 |
どのようにして配慮されるようになりましたか? | 配慮導入までは以前掲載済み。今回は大学入学共通テストの配慮申請で審査に通過&受験するまでを記入します。 発達障害関係の診断書(大学入試センター指定様式)に、検査の『測定日は、原則として申請時の3年以内とする。』とある。 このため、高2の3学期から検査開始。検査項目が多かったりクリニックの予約が思うようにとれず、高3の8月まで検査&検査結果書類および診断書がそろわず、配慮申請は8月に出したかったが9月になった。 高校記入書類はあらかじめサイトからダウンロードして印刷し高校に持参していたため、担任より夏休み中に受け取れた。高校3年間分の学校生活支援カード(個別指導計画)およびシート(個別の教育支援計画)を毎年担任が作成してくれていたためスムーズだった。 11月半ばに審査結果通知、12月に配慮事項決定通知が来た。 試験当日は、朝観光客がキャンパス入口左側にずらっと並んでいたため不安があったが、入口右側に受験票を確認するスタッフがおり誘導してくれた。 試験会場は配慮申請した生徒が東京大学本郷キャンパスの同じ棟に集められていたようで、生徒2名1室で試験時間延長され受験できた。 全教科が1.3倍の時間延長となったため1日目は19:10まで。帰り道は暗く人通りが少なかったが、近くのサイゼリヤで夕食を食べて帰宅。 |
その他 | WISCだけだと配慮申請が通らなかったことがあるという話を聞いたので、できるだけ検査をしたら時間がかかってしまった。検査の予約が取れた日時によっては高校を休まざるを得ないこともしばしば。現状を訴えるには必要なのでやむを得ない。 配慮申請のための診断書を書いたことのあるDrだったため、そのクリニックでは何をする必要があるかすぐ理解してもらえた。 ![]() |
この情報の確認時期 | 令和7年(2025年)度大学入学共通テスト |