小学4年生の女の子のエピソードです。
困り感 | 読み, 書き, 不器用さ, 視覚過敏などの過敏 |
診断名 | LD(学習障害) |
学年 | 小学4年 |
自治体 | 石川県金沢市 |
本人は配慮についてどう思っていますか? | 一人だけ違うことはしたくはないタイプである |
実施された環境調整 | 音楽の時間などの耳栓 |
実施された個別の合理的配慮 | 板書の写真撮影を好きな時にしてよい タブレットの使用と手書きと選択できる環境がある |
配慮の実施のために診断書や医師からの意見書を求められましたか? | 求められていないが、提出した |
どのようにして配慮されるようになりましたか? | 1年生の夏ごろから宿題の書き取りに何時間もかかり、泣きながら書く事に必死になり過ぎていた為、書く量についての配慮をお願いした。(本来1ページのところ、見て覚えられれば、1文字でも3文字でもOK。) その過程を見ながら、療育センターに予約し、半年後の検査の結果、2年生で学習障害がわかり、タブレット端末の持ち込み許可、書き取りの配慮をお願いした。 また、出来る事への「褒め」をお願いし、自信喪失させずに過ごさせたいという思いも相談し、どの先生方も上手に配慮頂き、タブレット端末を持ち込まずに授業を受けられる状態となった為、申請はしたが、タブレット端末の持ち込みは保留としていた。 4年生の現在、配慮の内容もお伝えしてあるが、書き取りの再テストなど、他の生徒同様に行われ、どちらかというと、平等に厳しい授業の進め方をされている為、タブレット端末の持ち込みを再度お願いしている。 |
その他 | 娘の通学している小学校としては、学習障害に対して認知が高く、合理的配慮についても導入頂ける環境だと感じていますが、先生個々の思いや授業の進め方で合理的配慮の幅もかなり差があるように思います。先人の方々のおかげで広く「学習障害」はどういったものか、という認知はされていますが、実践の部分では、都心に比べはるかに遅れているように感じ、どのように進めていけるのか、どのように伝えていけばよいのか、など、日々悩んでおり、新聞記事でこちらのサイトの紹介があった為、閲覧させて頂きました。 まだまだ、自治体としての情報は少なく、個人でも情報収集が難しい問題ではありますが、都立、市立の中学校で合理的配慮の現実や中学受験などの情報があると大変嬉しいです。 |
この情報の確認時期 | 2021年頃から (2024年9月に投稿いただきました) |