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川﨑聡大先生【カラフルバード応援メッセージ】

川﨑 聡大 先生
立命館大学 教授

発達神経心理や脳科学、特別支援教育の専門家
医療や療育の現場出身、発達障害や言語障害の研究者
博士(医学)・公認心理師・言語聴覚士・臨床発達心理士
現場の目線を大切にしながら、保護者にとっても分かりやすい言葉で、根拠に基づいたメッセージを日々届けている。

専門家ではない保護者からすると、専門用語がたくさん出てくるだけで混乱してしまいます。川﨑先生のSNS(voicy、Twitter、standFM、clubhouseなど)では、そんな保護者でも分かりやすい言葉で、日々私達が感じる「なぜ?」をたくさん解説してくれています。
先生からいただいたメッセージのとおり、「多様な学びを探しに行こう」のコンセプトを大切に、保護者スタンスでカラフルバードを上手く育てていけたらと思います。応援ありがとうございます!

目次

川﨑 聡大先生からの応援メッセージ

 ホームページ開設おめでとうございます。ICT活用や指導方法、相談機関まで幅広く載っておりとても充実した「学習の躓き」に関するプラットフォームとして進化していくことを願っています。学習障害に関する情報も昨今玉石混交で巷に溢れるようになりました。また、学習の躓きは様々な学校生活での課題を反映するため、様々な背景の人が、いろいろな立場で子どもたちに関わります。同じものも光を当てる角度を変えると見え方が変わります。
 今回、保護者の立場で営利目的ではなく「子どもの学習の困り感」に少しでも役に立てることはないか、とこのHPが作られたことに大きな意味と革新性があると思います。保護者視点・当時者視点を大切に、「情報を共有する」観点を大切にされており、これは言い換えれば、営利とは別次元であり、また「診断や治療の観点ではない」ということでもあります。 これは、この大事な情報を上手く活用するための大事なポイントだと私は思います。こうすれば良い!という方法論をここだけに求める(他の情報資源でもそうですが)のは時に大きな誤解と間違いに繋がりかねません。このサイトの情報をゴールではなくスタート、きっかけとして役立てるとよいと思います。くれぐれも恣意的に切り取ったHow toを得ようとするのではなく(そうしたい気持ちは十分理解できますが)、ぐっとこらえて幅広い情報に子どもにかかわる複数の方と一緒に触れてみるのもいいと思います。
 さらに、それぞれの立場には思惑や「色」がつきます。色のない中立な視点で一つひとつの取り組みや情報が集約されてコンテンツが豊かになり、サイトが育つことを願っています。 学習障害をはじめとして学習面にかかわる「専門家」には多くの方がおられます。様々な専門職種の意見、また「学習障害を乗り越えた」と称する人の意見、また情報提供の趣旨もそれぞれの立場で大きく変わります。教育・医療・福祉・教育産業こういった立場に依らずかつ、特定の利益や達成動機と一歩離れた形で中立的に保護者の視点で情報が集約されることはとても意義深いと思います。  
 「LD」と言う言葉にとらわれることなく、「学習に行き詰まったら・・・」「今よりもう少し楽しく勉強ができる事はないか?」そんな思いが芽生えたらまず覗くとよいと思います。出来ない原因を探るのではなく、学習を少しでも楽しむために「今できる事」をそれぞれの立場で考える必要があります。このサイトはその第一歩としての情報を与えてくれるものになっているように思います。

 立命館大学 川﨑 聡大 

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